「続・きものという農業」の出版が決まった!
おめでとう!!!
昨日出版元の万代宝書房の社長「釣部人裕」さんと今後の進行を話し合った
釣部社長とは何年か前に2度ほどお会いしていて、それ以来FBを通じてお互いの近状は知っていた
コロナ騒動に入ったある時釣部さんは出版社を立ち上げ、それをFB上で熱く語っていた
チャ子ちゃん先生は別の出版社で執筆中だったので「ほー」という感じでただ読んだという感覚
そしてある日
次の出版が決まっていたのに「きもの風姿花伝」しかも内容をすべて書いて編集者に渡していた、次の段階に行くのになしのつぶて、半年待たされ担当者に思い切って尋ねると
「すみません会社の方針が変わって、なかなか話が進みません」
諸般の事情で「自費出版という形をとっていただかないと本は出版できない状況」になっているという
出版には商業出版と自費出版がある
ずっと商業出版できていたので今この活字離れの時代さもありないという感じでおとなしく引き下がった
確かに電子図書という時代であり、またSNS何で見聞きできるサイトが目白押し、さらにAIが作った辞書もある。本なんていらない、知りたいことはすべてスマホ一つで事足れり、そういう時代にって、あえて泥臭く「紙」にこだわる出版社と執筆者
釣部社長は「魂に響く本をつくりたい」という思いで出版社を立ち上げた
しかもコロナが始まってから立ち上げたのだ
「どうして?」
それはお父様の遺言であったという
ガダルカナル島の玉砕で20人助かった日本兵のその中の一人が彼の父親
生前は戦地の話は一切しなかったけど、ひそかに当時のことを書き留めていたノート見つかり、人間の尊厳など全く認めていない当時の軍隊であっても、そこにいる人たちの助け合いの心の温かさ、非常な時の人間の在り方などが垣間見られたという。ほとんどの兵隊が「餓死」でなくなったのだが、輸送されてきた食料をめがけて爆弾を落とす米兵の残酷さ、その一部始終を戦後発表できない日本の国の在り方、そのような内容のノートが見つかり、遺言であった「遺骨を戦友たちのところに」ということで、釣部さんはその島へ赴いた
現地で感じたことは多々あるけど「人間の尊厳」を大切にする仕事をするということだったという
人は死ぬために生きているのだが、その死を納得するための生き方をする人の本を作りたいーーと
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます