今日は旧暦2月15日如月の望月
「願わくば 花の下にて 春死なん その如月の望月のころ」
と詠んで西行法師はご自分は如月の16日に亡くなった
花を追いかけた人、その花はずっと想いこがれた女人とダブっていたのだろう
そしておのが恋は桜の花びらのように風に吹かれて散ってしまう
その風は周囲のあらゆる誹謗や忠告や、ま、色いろであったことだろう
当時は身分というものも垣根になる
空海も想いを遂げられなかった
しかし和紙が貴重な時代、その美しい和紙に詠んだ空海への想いを後世の私たちは知ることが出来る
和紙を使える女人は高貴な方に違いない
優れた男たちが愛したというより恋焦がれた女人たち
その美しき姿を如月の望月が見せてくれるかもしれない
「恋」は人を情緒深くする
「愛」は人を深く大きくする
今宵は幸い望月が望めそう
静かに酌み交わす相手を見つけてーーー花と月を愛でようか
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