゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ウンチクがんちく<土と作物のはなし(24)>

2008-07-11 17:55:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                         5坪の菜園でカレ-600皿分

100_0874 日持ちのするタマネギやニンジン、バレイショウ                             は重宝な食材です。家庭菜園で栽培中の方も                              おられると思います。ところで、5坪(たたみ約                               10畳分)家庭菜園からとれる食材で何皿分のカレ-ができると思                  いますか。捕らぬたぬきの皮算用をしてみましょう。5坪の実力がわ                             かるかもしれません。市販のルウから作るカレ-ではタマネギ60㌘、                            ニンジン20㌘、バレイショウ40㌘程度が一皿分です。道農林統計                              協会の飼料によれば、これらの材料の1000平方㍍あたりの道内                              収量(最近6年間の平均)は、それぞれ5600㌔㌘、3300㌔㌘、                              3900㌔㌘です。一皿分の材料を生産できる畑の面積は、タマネギ                             が0・011平方㍍、ニンジン0・006平方㍍、バレイショウ0・010平                             方㍍。三つを合計した面積を元にすると、5坪(16・5平方㍍)からは                             計算上約600皿分のカレ-を作ることができます。ただし、これには                             すべての材料の収量が「農家並み」という条件が付きます。ただ、仮                             に家庭菜園の収量が農家の半分としても、約300皿分のカレ-が                              できます。5人家族が一年間に六日に一度、各自一皿楽しめる量で                             す。これからの収穫が楽しみですね。

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環境問題は人口問題

2008-07-11 17:00:00 | 国際・政治

この50年ぐらい、すなわち1945年以降の50年間で、世界の人口                           が約20億人から3倍の約60億人強に増加したといいます。個々の                           恩恵度に差異はあっても、当然生存する上で食糧生産量は3倍に                            アップしているのでしょう。地球という限られた範囲の中で、自然の                            恵みを享受しながら年々生産量を増加させていった。その中でも、                            最も重要な位置を担うのが、“水”であるといえます。水分の働きの                           最重要課題は、動物でも植物でも適温に保つ働きだといいます。                            特に植物は樹木ても草花でも根から水分を吸収し、適温で個体を                            維持しながら蒸発することのくけ返しで、他の養分を吸収しながら生                            育していく。すなわち、植物は水なくして育たない。そのためアメリカ                           合衆国のある地域の地下水で、何世紀にもわたって貯水されたもの                          が、現在は半減しているとのことです。また他のアジアの地域で、                            灌漑のため大河の途中で何箇所も引水したため、湖が干上がった                             とのことです。第二次大戦後、日本のように大幅に食事内容が変革                           した国は世界に類を見ないといいます。逆に最近は、日本の伝統的                           食事文化が海外で人気であることは、自国のカロリ-過多な食事内                           容に一因しているようです。西洋ナイズされた、日本の食事事情は                            お米文化から大きく変遷しています。アジア地域での稲作農法が、                           長い歴史で最も適しているとのことです。しかし、他の文化を取り込                            んで咀嚼し、独自の文化を形成することが、日本という国を世界の                            リ-ダ国へ飛躍した原動力となっているようです。実戦の戦場では                           大敗を喫した日本国は、企業戦士が海外で、彼の地で勇猛果敢に                           戦い、経済大国へ変貌したことを戦士たちに感謝し、現在の日本の                           平和と安定した生活が存在することを今一度考査し認識するべきの                           ようです。

仏教や儒教の教えを基盤に、八百万の神々が統治する多神教の                             国であることも異彩を放っています。その上130年前、文明開化と                            の位置づけを持つ明治維新以降の政策で、我が国で延々と築いて                            きた文化や伝統が危うく全面否定されそうになったことです。戦後                            食糧不足が解消されるとともに、嗜好の比重が高まり、大きく変貌                             しております。そのことを可能にしているのは、種々の問題はあっ                            ても、治水や灌漑事業等でのダム建設や河川工事、また発電所な                           どの整備であることは否定できません。人口は増え続けると言う仮                            説は、否定されつつあります。我が国の人口問題がそのことを証明                           しています。だが、発展途上国は、食糧問題解決のために郷土の                            自然破壊を続ける可能性は大です。最新農業技術などや我々が当                           たり前と思っているソフト面での援助や協力が雇用創出に貢献でき、                            自立の道が開かれたら環境問題は自ずと解決していくのではない                           か。夫々の民族の違いによって、個々に新たな文化が芽生える、そ                           のことが、より良い交流を生む、そんな気がします。                                     我国の主食であるお米から、小麦粉を大量に使用した食品へ大きく                           変わろうとしています。ところが英知を結集して、新たな動きが出て                            きています。それは生産方法がアジア地区で最も有利な、米作を如                           何に有効に利用するかと言うことです。米粉と小麦粉とのコラボレ-                           ションです。ただ米粒を粉にするのには、技術的、価格的、適合した                           品種改良などクリアしなければならないことが山積しているとのこと                           です。だが、一部実用段階に入り一割混入のパンなど市販され好評                           を得ているとのことです。ぜひ食して協力したいものです。フランスで                           は保護政策ではあるが、食糧自給率120%強とのことです。我国は                           カロリ-ベ-スで39%とのことです。最近の農家は、非常に魅力的                           な場所に変わっているとのことです。体験就農できるか個所も多々あ                          るようで、そんな個所での体験実習の話題を散見することがあります。                          ヨ-ロッバで千人規模、二千人、五千人などの独自の特産品を有す                           る小村が点在するとのことです。農業とはかかわりのない、終の棲家                          にもなったりしているようです。北海道にはそんな場所も可能性を秘め                          ているようです。

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