手入れまめに 秋に見ごろ
「おどりハボタン」をご存じですか?普通のハボ タンを翌春まで越冬させ、わき芽を育てた先に ハボタンを付けたものです。枝が四方にくねくね と曲がり、踊っているような姿から名前がついた とかんがえられます。夏までは鉢植えにして芽を切り、しばらくす るとわき芽が発生します。ハボタンはキャベツ(アブラナ科)の仲間 で、ある程度生育が進んだ芽が寒さにあたると、花芽が分化してき ます。花芽は出たら摘み取り、なければそのまま育てます。8月に 入っても出てくるので、たくさん出たら形と位置を見て数本選んで残 します。秋になったら、病害虫に気を付けて葉をきれいに育てます。 9月に生育が順調なら、肥料は窒素分が少ないものに切り替え、水 もたっぷり与えます。枝が伸びると不安定になるので、支柱を立てて 折れないように注意します。このころには葉の数が増え、花形状の 葉が見られます。気温が10度前後に下がると、葉に色が付き始め ます。10月ごろ、葉に十分色が付いたら完成です。不要な下葉をか き取って玄関などに置き、株元にキクなどの鉢花をあしらって楽しめ ます。気温があまり高くならなければ、12月いっぱい観賞できます。 (花新聞ほっかいどう)