暑い時期避け、9月に
北海道の初夏を代表する花といえば、ラベン ダ-。草花と思われがちですが、実は樹木の仲 間です。小低木に分類されていることは、あまり 知られていません。ラベンダ-は間もなく夏期を 終えます。自宅の庭で育てている方は、剪定を兼 ねて、挿し木で増やす準備を始めてみませんか。挿し木に使う樹木は、 4-6㌢ほどの長さが必要。つまようじ程度の太さを目安に、枝を選 んで切り取ります。挿す時期は、これからだと9月初旬。真夏の暑い 時期は避けましょう。挿し床は火山れきやパ-ライトなど水はけのよ いものをポットや鉢に詰めてつくります。樹木は用土たっぷり水を与 えてから挿します。挿し方は切り口から1・5㌢程度、用土に植えま す。土の表面に触れそうな、樹木の一番下に付いている葉は少しむ しり取って、風通しをよくしておきます。挿し終えたら、1週間ほど白い 不織布などで覆って湿度を保ちます。その後は布を取り除きましょう。 挿し木してから3週間ほどで発根するので、そのころに鉢上げします。 地植えで育てていても、7-8年近くたつと株が老化してきます。花 付きや新しい枝の伸びが悪くなるので、その前の作業をおすすめし ます。(花新聞ほっかいどう)