゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

生きるしくみ<「暑い」と「熱い」>

2008-07-14 17:30:00 | 健康・病気

温度感知、全身か一部か=當瀬規嗣解説

いよいよ夏到来。暑い季節の始まりです。ところで、この暑いという                            感覚は、どのようなしくみで私たちが感じ取っているか、ご存じでし                            ょうか。温度を感じ取るしくみは、皮膚、内臓、筋肉、脳などさまざま                           な場所にあります。とくに皮膚には体の周りの空気の温度、つまり                            気温を感じ取るしくみがあります。皮膚の温度より低い気温を感じる                           「冷点」と、皮膚より高い温度を感じる「温点」です。冷点と温点は気                           温だけでなく、皮膚に触れたものの温度を知るしくみでもあります。                            ところが、この場合は「冷たい」「温かい」「熱い」と表現します。一方、                          気温ではそうは言わずに「寒い」「暖かい」「暑い」となります。音は                            おなじですが「暑い」と「熱い」にはかなり異なった感じがありますね。                          では、体は「暑い」と「熱い」をどう感じ分けているのでしょうか。実は                           まだ明確なことはわかっていません。ただ、皮膚の一部分にだけ高                           い温度を感じると「熱い」となります。ドライヤ-などで高温の空気を                           吹き付けられたときは空気の温度ですが「熱い風」ということになりま                          すね。一方、全身に同じような高い温度を感じると「暑い」となるよう                           です。もちろん暑さがさらに高まっていても、立ってもいられなくなると                          「熱い」になるかもしれません。ところで、お風呂はどうでしょう。「熱い                          お風呂」とは言いますが、「暑かいお風呂」とは言いません。頭を出し                          ているからでしょうか?でもサウナ風呂も「暑い」とは言いませんね。                           いろいろ考えているうちにわからなくなってきました。頭の中が熱くな                           ってきたので終わりにします。そういえば、頭が暑くなるとはいいませ                          んね・・。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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