首藤 瓜於 著 「脳男」を紹介します。
第46回江戸川乱歩賞受賞
連続爆弾犯のアジトで見つかった"心を持たない男・鈴木一郎"。
逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。
男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとする。
そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた・・・。
「何もない砂漠に、唐突に信号があったとして、その信号が赤信号だったらどうする?青信号になるまで永遠に待ち続ける、そんな人間もいる」
主人公は異常な記憶力の持ち主で、全く感情がないコンピュータのような男。
謎だらけの存在が犯人を追いつめ、街ではパニックが加速する。
その男の鑑定をする女性精神科医。
彼等が織り成す息つかせぬドラマ!!