雫井 脩介 著 「犯人に告ぐ」を紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/d4/e4658f83c38e69679938a2bfea2c4638.jpg)
大晦日。
神奈川県警の警視・巻島は、少年誘拐事件の捜査現場を仕切っていたが、一瞬の判断ミスで犯人を取り逃がす。
翌日、少年は無残な遺体となって発見され、巻島は足柄署へ左遷となる。
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大晦日。
神奈川県警の警視・巻島は、少年誘拐事件の捜査現場を仕切っていたが、一瞬の判断ミスで犯人を取り逃がす。
翌日、少年は無残な遺体となって発見され、巻島は足柄署へ左遷となる。
6年後、「バッドマン」を名乗る犯人による連続幼児誘拐殺人事件の捜査が難航。
警察や自分に批判的なマスコミ関係者を嘲弄するメッセージを送る犯人に対する世間の怒りは、警察に対する非難となって現れていた。
捜査が難航する中、足柄で実績を挙げていた巻島に白羽の矢が向けられる。
この事態に危機感を持った県警上層部は、捜査責任者がマスコミを通じて目撃情報を求めると共に、犯人自身に呼びかける「劇場型捜査」とも言うべき起死回生の策を取ることとし、巻島がその責任者として呼び寄せられる。
巻島はニュース番組に出演し、犯人に同情するかのような発言をしてメッセージを求めるが、数百通もの自称「バッドマン」からの手紙が寄せられるものの、犯人しか知らない情報を記載したものは一つとしてなかった。
世論は犯人を英雄視するものとして批判、「特ダネ」をもらえなかったマスコミもこれに同調。
巻島は、捜査本部においても孤立。
試みは失敗に終わったかに思われた。
だが、ついに「バッドマン」本人からのものと思われる手紙が届く。
巻島は自分に向けられたテレビカメラを鋭い目で見据えて言う。
「犯人に告ぐ。お前はもう逃げられない。今夜は震えて眠れ。」
迫力、スピード感がある作品です。
面白い!
一気に読まずにはいられない!
2007年映画化 出演 : 豊川悦司 、 石橋凌 、 小澤征悦 、