花火が打ちあがると、遠くにある古墳の頂上がなにやら明るくなりました。
松明の数が徐々に増えて古墳を下ってきます。
「さきたま火祭り」の第二部
「御神火下り」の始まりです。
一つ、また一つ湧き出すゆらゆら揺れるたいまつの光、
光は連なり古墳を下りる
まるで、空から下りてくるように・・・
「海幸彦」と「山幸彦」の誕生を祝うように、稲荷山と丸墓山の頂から続々と御神火の列が降りてきます。
”オワケの臣”を先頭に300有余名の従者が持つ松明の炎は、溶岩の流れのごとく一本の火の帯となって乱舞します。
ダイナミックな光景!
古代の地・古墳公園の真っ暗な闇の中に松明の光だけが浮き上がる世界
古墳に囲まれ現代の光が届かない広場ならではの演出といえます。
”オワケの臣”が舞台上に登場し御宣託を読み上げて、全員で勝ち鬨を挙げます。
そして、最後に夜空を彩る花火が!!
古墳公園の夜空に広がる花火
こうして、古代へのロマンを誘う「さきたま火祭り」が終了しました。
「さきたま火祭り」は毎年5月4日に行われます。