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みなさん、さようなら

2009年05月16日 | 映画


みなさん、さようなら

制作:2003年 カナダ映画

出演:レミ・ジラール 、ステファン・ルソー 、マリー=ジョゼ・クローズ


ロンドンで証券マンとして働くセバスチャンは、父のレミの病気を知り、カナダに帰国する。

女好きで身勝手なレミを反面教師として育ったセバスチャンだが、末期ガンの父の最後を「楽しいものにしてほしい」と願う母親の言葉を受け、レミの幸せな最期を演出することに。

設備の整っていない公立病院に父のための特別の病室を作らせ、父の親しい友人たちを集める。

頑固で憎まれ口ばかり叩くレミだが、世界中から集まった友人たちに会い、笑顔を取り戻す。

最高の環境を作り、その中で、父は毒舌をはきながらも息子を受け入れていく…。


死をどう迎えるかというテーマの映画です。

病人だというのに元気な「好色な社会主義者」の

資本主義」丸出しで父親のために奔走する息子

家族・父と息子の関係・家族のあり方、普遍的な親子の愛

軽口・皮肉などでコメディ-タッチですが、痛みをやわらげるためにヘロインを使用する所など、 カナダの医療現場や、教育現場、麻薬取引の現場などしっかりと社会問題も見せています。

最後に平静に自分の死を受けいるようになったに、息子

父さんのしたいようにするよ」というと、「おまえのような立派な息子を育ててくれ」というセリフが印象的です。

2003年カンヌ映画祭脚本賞、主演女優賞受賞
第76回アカデミー賞外国語映画賞受賞


この映画のお勧め度:☆☆☆☆ 

コメント
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