@ kill time

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悪石島について調べてみると

2009年07月23日 | ○○な話
昨日の「皆既日食」は観られましたか?

まあ、あれだけテレビでやっていると、見たくなくても観せられちゃいますけどね。

世紀の天文ショー」と言われるだけあって、太陽が月に隠れる様はなかなか神秘的でした。

特に海上での360度水平線が赤く染まる風景はこの機会でなければ観る事が出来ませんでした。

26年後は生きてるかどうか判りませんから・・・。

しかし、6分25秒と世界で最も皆既日食の継続時間が最も長い場所である「悪石島」に渡って「皆既日食」を観ようとしていた人達はとっては残念な結果に終わりましたね。

悪石島」には、人口の2倍近い1100人の観測客が訪れていましたが、「皆既日食」が始まる午前10時ごろから、突然、激しい雨と風に見舞われて、観測どころではなくなったそうです。

そんな、ニュースでたびたび話題になっていた「悪石島」ですが、”その名前の由来がどこからきているのか
”気になりませんでしたか?

そんな事が気になったのは私だけでしょうか?

と云う事で、「悪石島」の”名前の由来について調べてみました。

結論から云うと名前の由来は「島のあちこちに石があり、崖から落ちてきそうだから」や、「平家の落人が、追手が来たがらないような名を付けた」などの諸説あるそうです。

またトカラ列島の中でもこの「悪石島」にだけ伝わる「ボゼ」と云う風習がある事が判りました。



ボゼ」は
旧暦7月15日の盆に行われる行事

仮面神ボゼ」は南洋を思わせる異様な仮面で、いつごろ、どこから伝わったものか島民の誰も知らないし、それを記した記録もないとか。

ボゼのマスコット



明治大学の研究によると、

ボゼは来訪神であり、村の道や人々のけがれを清め、平常の生き生きした生活に戻す性格と、過ぎた日の不完全な自己を変革して、より完全に近い自己へ躍進させる性格がある。

ボゼは善悪未分化の神であり、現在の節分とは異なり、「鬼」と「福」をその一身に担っている。


ボゼ」は学術的に貴重なものらしく、発見者がJ.クライナーという外国人で、海外にも紹介されている極めて国際的な風習だそうです。

それにしても、現代の日本に、このような南国の島の独特なお祭りが残っていて、それが毎年廃ることなく受け継がれているとは・・・

私に取っては「皆既日食」よりも驚きでした!!
コメント (2)
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