ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

つながっていくもの

2008-12-31 | 日々のこと。
この春、長女が大学に入学し、ひとり人暮らしを始めました。
つまり、次女が生まれてからずっと4人家族だったのに、
ひとり欠けてしまったわけです。

そういう私自身、大学進学のために家を出ました。
地方出身者にとっては大学進学=家を出る、ということです。
それはずっと当たり前のこと、と思っていたけれど、
親になって初めて、子どもを外に出すのはなんて淋しいことだろう、と痛感。

ずっと、子育てって大変、早く手が離れてほしい、と思っていたのに、
子どもと一緒に暮らせるのはたかだか18年のことなんだ、
と今になって気がついたというわけです。


長い人生の、たった18年。
でも、その短い間に子どもたちは基本的な生活を身につけ、
親を通して世間というものを知り、なんとか最低限ひとりで
暮らしていく術を身につけていかなければいけないわけですね。

そう思うと、親の責任って重大。
幸い(?)、そんなこと考えもぜずに、
これまで子育てをやってきましたが(苦笑)

そんな親の思いを知ってか知らずか、
長女は私のときよりもうんとたくましくひとり暮らしをしています。
(私は大学のときはOLの姉と一緒だったので頼りっぱなしでした
小さいとき神経質で心配していた長女が、
成長するとともにたくましく変わっていって、
子どもってすごいなあ、とびっくりします。

そしてもっと驚いたことに、家では料理など
興味をもっていなかった(ようにみえた)長女が、
意外にもしっかり自炊をしているのです。
(外食する経済的余裕がなく必要にせまられて、ですけど)

大学生のころまったく料理ができなかった私に比べたら、
たいしたものです。
お腹を空かせた家族に、毎日せっせとご飯だけはつくってきた
その甲斐があったのかもしれません。
その献立や味を覚えてくれていて、スーパーで大根が安かったら
「今夜は大根でも炊くか」と思ってくれるわけですから。


子育てって、日々の積み重ねなんだなあ、とつくづく思います。
言葉にしなくても暮らしの中で親の思いや願いが伝わっていく、
親と子をつないでいくものがあるのですね。
つまり、常に子どもは親の背中を見ながら育っている、
ということでしょうか。
う~む、今思うと冷や汗ものです~


29日に長女が帰ってきて、久しぶりに四人家族にもどりました。
それだけで、なんだか賑やかな我が家です。

例年のことながら、怒涛のような年の瀬。
毎年面倒だなあ、と思いながら、今年も餅つき機でお餅をついて、
お節料理をつくりました。
いつの日か、子どもたちが我が家のことを思い出しながら
お餅を丸めたり、黒豆を炊いたりしてくれるかもしれませんから。

そうやって、少しずつでも親から子へ(できれば孫とかへも)
つながっていくものがあればいいなあ、と思っています。

「もうしんどいから、来年からお餅はつかない!」と
 家族には宣言したばかりですが・・・。
 来年は次女の受験もあるし、とりあえず様子見ということで




↓今年初めて炊いた「棒だら」とお芋


これも、我が家の味になってくれるかな~


  +  +  +


今年も楽しいお付き合いをありがとうございました。
新しい年が幸せな一年でありますように
よいお年を!!


コメント (6)
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