ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

彼方へ

2009-05-12 | 日々のこと。
ここ数ヶ月の間に、友人のお父さんやお母さんが次々と亡くなられました。
いつの間にか、そういう年齢になってしまったのですね・・・。

お寺の住職で、友達の間でも人気者だったおじちゃん。
お寺の奥さんらしく、落ち着いておっとりした感じのおばちゃん。
喫茶店のマスターで、蝶ネクタイをきりっとしめて
かっこよかったおじちゃん。

もうずいぶん長い間会ってなくて、
うちの親のように年相応に老けてしまわれていたでしょうが、
私の中では、今でもそのときの姿がそのまま残っています。

昨日のお葬式で、蝶ネクタイ姿のおじちゃんを見たら
その頃がよみがえって涙が止まらなくなりました。

いらいらしたり、文句を言ってばかりいる私を違って、
最後までおじちゃんの世話をきちんとしていた友達には頭が下がります。


親は年老いていくもの。
そして、いつかは自分も同じ道をたどるもの。

そうわかってはいても、毎日のことだからいらいらは募るし、
心の棘はそう簡単に抜けてくれません。


実家の親の方は揃って元気でいる(だろう)のをいいことに、
つい不精になってあまり顔も見せに行かないし、
子どもの頃から反抗的だった私は親孝行らしいこともしていません。

子どもっていうのは、いつも自分や家族のことで精一杯で、
離れて住む親のことは後回しになってしまうものなのでしょうか。
逆に、いまだに親から心配されて(ときどき鬱陶しくもあるけれど・苦笑)
いい年して不甲斐ないですよね。


順番から行くと、悲しいけれどいつかは親を見送らねばならない身。
いえ、その前に延々と世話をする日が続くことになるかもしれません。
せめて気持ちの準備と、
後で悔いの残らないような日々にしたいものです。
コメント (7)
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