ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

卒業Ⅱ

2010-03-01 | 日々のこと。
今日は次女の高校の卒業式でした。

長女が中学校に入学してからというもの、2歳違いとあって
次女の入学、長女の卒業・入学、次女の卒業・入学、
長女の卒業・・・と、続けざまに過ぎていったような気がします。

そして、5年間の高校とのつながりもこれで終わり。
早いものですねえ・・・。

我が家から歩いて数分の小・中学校と違って、
町のはずれにある高校には自転車で15分はかかります。
雨の日も雪の日も、カッパ着てチャリ通があたりまえ。
傘差し運転は厳禁で、見つかると親も校長室に呼び出されるとか。
違う高校出身の私は、それを聞いてびっくりしたものです。

自分も同じ高校を卒業した主人は、少々雪が積もっても
「これくらいの雪、自転車でいける。 みんな、そうやって通ったんや」って。
一方私はといえば
「え~、大丈夫~」とおろおろ
梅雨時や台風のシーズン、雪の積もる冬は、私が毎日
天気予報を見て一喜一憂するありさまでした。
(実は雪の日よりも、よく晴れて凍てついた朝のほうが
 自転車で滑る生徒がいて危ないのでした)

カッパを忘れた日は、途中で雨が降り出さないかと心配し、
地元で悲惨な事件の起きた後は、部活で帰りが遅いと不安になり、
まあ、娘を持つ親というものは、よけいな心配までしなければいけませんでした。
でも、とりあえずそんな心配もする必要がなくなります。
(次は、都会でひとり暮らしという心配がふえますが
 
それに、小学校から悩みのタネだった学校の役が回ってくることもなくなるし、
朝練や、毎日のお弁当つくりからも開放され、「終わったー!!」と
諸手をあげて喜びたいところではあるのですが・・・。


・・・何なんでしょうね。
ぽっかり穴があいたような、
ぷつんと緊張の糸が途切れたような、この思い。

長女が卒業したときはまだ次女がいて、
感慨にふける間もなくあわただしい日々が続きました。
今も本当は引越しのことや来たるべきひとり暮らしの心配が大きくて、
淋しいというわけではありません。

ただ、夕飯のときや洗濯物を干しているとき、
賑やかな夕飯もあと少しか、とか、もうすぐ洗濯物が少なくなるんやなあ、
なんてふと思ってしまうのですよね。

思えば、地方で暮らしていて、子どもたちが進学するとなると、
たった18年間しか一緒に過ごせないのです。
小さい頃は、毎日毎日いつまでこんな日が続くのだろう、と思って
ため息をついたこともあったのに。
子育てって、「忙しくて大変」と髪を振り乱して過ごしたころが
一番幸せな時期なのかもしれませんね。


今日の卒業式。
はじめて主人といっしょに行きました。
長女の幼稚園入園以来、ずっと入学式や卒業式の類を逃げてきた主人。
もうこれで最後やよ、と半分脅して、主人に出席してもらうつもりでいたのに、
次女に「一緒に来たら?」と言われたもので・・・

自分の母校でもある高校を久しぶりに訪ねて、
一体どんな思いがよぎったのでしょう。
少しは気になります(笑)

で、長くて退屈な式の間、ふと隣の主人をのぞき見ると・・・
こっくりこっくり半分夢の中でした~

ああ、高校時代の主人を垣間見たような気分 



   ::::::::::::::::::::



 追 記

卒業式、卒部式を終えて、夕方次女が帰ってきました。
卒業証書と、いっぱい寄せ書きしてもらった卒業アルバムや
後輩からもらった小さな花束を抱えて↓





午後から降り出した雨に、最後までカッパも大活躍。
三年間、ご苦労さまでした。

コメント (14)
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