ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

由緒正しき豆

2010-06-11 | 食べること。
畑のまね事をしている主人が、お師匠さんとしている義姉から
ツタンカーメンの豆なるものをもらい、それが実ってこんな豆になりました。





ツタンカーメンの豆ってなんか眉唾もんやなあ、と思って調べてみると・・・

この豆、何でもツタンカーメンのお墓から発掘された
副葬品の中から発見され、発掘者のカーター氏が持ち帰ったそうです。
その後栽培され、日本にも1956年にアメリカから送られて
古代ロマンの夢を託して広まったそうな。

子どもの頃考古学者に憧れ、カーターの「ツタンカーメン発掘記」や
シュリーマンの「夢を掘りあてた人」を夢中になって読んだ私にとって、
何千年も前のえんどう豆がよみがえり、多くの人の手を渡って
我が家の小さな畑で実を結んだというのは、なんとも不思議な気がします。
もとをただせば、ツタンカーメンの墓にあったという
実に由緒正しきえんどう豆なのですねえ。


ツタンカーメンの豆は、えんどう豆の原種ということで、
さやはご覧の通り濃い紫色。
ネットで調べたとき、この豆で豆ご飯を炊くと赤飯のような色になる、
と書かれていましたが、我が家では何回か炊いてみたものの
「赤飯のよう」にはなりませんでした。
確かに翌日になると、多少薄茶色っぽく変色しているようにも見えますが(笑)
でも、採りたてのえんどう豆でつくる豆ご飯は、
お豆がほのかに甘くてとっても美味!

豆ご飯の嫌いな子どもたちはいないし、
(子どもの陰に隠れて最近まで気づかなかったけれど)
実はあまり豆ご飯を好きではなかったらしい主人も、
さすがに自分が手塩にかけて育てた豆なので「うまい!」と言って
食べてくれるので、今年は古代ロマンを感じながら
美味しい豆ご飯を充分堪能させていただきました


コメント (6)
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