義母と同居して初めての夏。
8月は猛暑ではなかったものの、じっとりと蒸し暑い日が続き
湿度の苦手な私には身体にこたえる夏でした。
少し動いただけで滴る汗、そのくせ冷えがひどくてエアコンや扇風機の風ですら
痛くなる腕や足首、体調のせいかぼろぼろになった爪、それに新たに加わった
腕や手の痺れ。
こんなとき、年やなあ・・・とため息が出てしまいます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
そんな私に比べて30歳も年上の義母は、認知機能こそ落ちているものの、食欲もあり
去年と打って変わって体調も良く元気なこと。
(こんなことなら、まだ同居しなくてもすんだのに・・・とブツブツ)
家の中や庭を動き回り、こちらはそのたびに物音や気配にぴりぴり。
それでも、ちょっと目を離した隙に「あ~、やられた~
」ということが、何度あったことか。
そんなこんなで、疲れてブログからも遠ざかっておりました。
9月に入り暑さもちょっと落ち着いて、そろそろ動きださねば!と思って行ってきたのが、
延ばし延ばしになっていたバルテュス展。
このまま見なければ悔いが残ると、義母のことは主人に任せ、思い切って京都へ出かけました。
夏の日差しが戻ってはきましたが、例年の京都の残暑を思えばたいしたことありません。
久しぶりに歩く岡崎界隈。
京都市美術館を訪れるのは何年ぶりだろう・・・
自然と気持ちもほぐれて心が軽くなっていきます。
会期もあとわずかということで予想した通り、平日の午前中にも関わらず
会場はたくさんの人で賑わっていました。
バルテュスって日本でそんなに人気のある画家でしたっけ。
まあ、テレビ番組で特集もやってたし、あれを見たら彼の作品に興味を持ってしまうだろうなあ。
かくいう私もそのひとりだけれど![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
まずなんといっても目を引くのが「夢見るテレーズ」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/8c/7faabae8d8bfb54680e890e68306bb5b.jpg)
バルテュスはこういったきわどいポーズをした少女を描くので、当時は賛否両論。
あれこれ批判され誤解されたようですが、それもしかたのないことでしょう。
(実際、年の離れた若い女性と暮らしたり、結婚したりしているし)
でも、そういうことを百も承知で私がこの絵を見て思ったのは
・・・上手い。
よく取り上げられ目にしていたせいか、少女のポーズ云々よりも1枚の絵画として
すんなり入っていけました。
いやらしさは全く感じず、少女の肌の艶やかさや、陰影のある色づかい、構図、
それに少女の表情がなんともいえなくて、ただただ上手いなあと感心するばかり。
この絵で私が好きなのは色づかいです。
赤茶けた室内、緑色のクッション、少女の赤いスカートと靴。
どれも落ち着いた色合いで、その中で際立っているのがブラウスと下着の白。
今回バルテュスの絵を見て一番印象に残ったのは、この「白」の使い方だったかも。
でも、もし何も知らずに初めてこの絵を見たら、やっぱりまず少女のポーズに目がいって
衝撃を受けたでしょうけど。
こんなふうにバルテュスが描く少女は、どれも挑発的で衝撃的。
それに絵は寓意的で、何を意味しているのかいろいろ勘ぐりたくもなります。
そのせいか、見ていて落ち着かない気分になってしまうんですよね。
でもそんな絵ばかりではなく、私は「白い部屋着の少女」、「横顔のコレット」など、
普通の(?)少女の人物画や、風景画から醸し出される静けさにとても惹かれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b0/c0d6a1e5ae0ecce55ad747ebd9638d7a.jpg)
実は私、30年前に開催されたバルテュス展も見に行ったのです。
その頃はバルテュスが誰かも知らないで、ただ危うい少女の絵というものに惹かれて
見に行きました。
(当時は、アンティックドールのような少女のイラストに興味があって)
なので、単純にバルテュス=エロティックな少女のイメージしかなかったけれど、
今回再び彼の作品を見て感じたのは、この宗教画のような静謐さでした。
ざっとひと回りして、期待してたよりも作品が少なかったような・・・
他にもいくつか見たい作品があったのに、なかったのはとても残念。
最後は少し急ぎ足で見た後、美術館を後にして北山へ。
先週バルテュス展を見ていた長女とは、ランチを一緒に食べようと約束していたのです。
向かった先はイン・ザ・グリーン。
植物園の北口のすぐ隣にできたお店です。
こちらも平日なのにテラスまでいっぱい。
窯で焼いたピザが美味しかった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/02/67a7454f9ff0f9d0cebe2ab5c25e5c14.jpg)
食後は久しぶりの北山をぶらついて、マールブランシュ京都北山本店でスイーツ。
北山本店限定のやぎミルクのシェーブルチーズスペシャルと黒豆ときなこのケーキを食べました。
飲み物は長女のリクエストでフルーツティー。
紅茶ではなくて、イチゴ、リンゴ、桃、レモンなどの果物がたっぷり入ったお茶です。
ちょっとびっくり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/76/891d2bedb4d69771db4edaa8af14d0fd.jpg)
それにしても、長女と出かけるとなぜか食べてばかりのような気がする・・・(笑)
ほんの短い主婦の夏休みではありましたが、見に行けてよかった~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
でも、今回は体力の衰えを痛感。
帰り、本屋さんに寄って帰ろうと思ってたのに、荷物の重さにめげてあきらめてしまった・・・
お出かけ用の大きなバッグに、何でもかんでも(ペットボトルのお茶に日傘、カーディガン、
長女から借りた村上春樹の単行本などなど・・・)入れて持ち歩くのは考えものだなあ。
秋には身体を鍛えなければ!
8月は猛暑ではなかったものの、じっとりと蒸し暑い日が続き
湿度の苦手な私には身体にこたえる夏でした。
少し動いただけで滴る汗、そのくせ冷えがひどくてエアコンや扇風機の風ですら
痛くなる腕や足首、体調のせいかぼろぼろになった爪、それに新たに加わった
腕や手の痺れ。
こんなとき、年やなあ・・・とため息が出てしまいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
そんな私に比べて30歳も年上の義母は、認知機能こそ落ちているものの、食欲もあり
去年と打って変わって体調も良く元気なこと。
(こんなことなら、まだ同居しなくてもすんだのに・・・とブツブツ)
家の中や庭を動き回り、こちらはそのたびに物音や気配にぴりぴり。
それでも、ちょっと目を離した隙に「あ~、やられた~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
そんなこんなで、疲れてブログからも遠ざかっておりました。
9月に入り暑さもちょっと落ち着いて、そろそろ動きださねば!と思って行ってきたのが、
延ばし延ばしになっていたバルテュス展。
このまま見なければ悔いが残ると、義母のことは主人に任せ、思い切って京都へ出かけました。
夏の日差しが戻ってはきましたが、例年の京都の残暑を思えばたいしたことありません。
久しぶりに歩く岡崎界隈。
京都市美術館を訪れるのは何年ぶりだろう・・・
自然と気持ちもほぐれて心が軽くなっていきます。
会期もあとわずかということで予想した通り、平日の午前中にも関わらず
会場はたくさんの人で賑わっていました。
バルテュスって日本でそんなに人気のある画家でしたっけ。
まあ、テレビ番組で特集もやってたし、あれを見たら彼の作品に興味を持ってしまうだろうなあ。
かくいう私もそのひとりだけれど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
まずなんといっても目を引くのが「夢見るテレーズ」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/8c/7faabae8d8bfb54680e890e68306bb5b.jpg)
バルテュスはこういったきわどいポーズをした少女を描くので、当時は賛否両論。
あれこれ批判され誤解されたようですが、それもしかたのないことでしょう。
(実際、年の離れた若い女性と暮らしたり、結婚したりしているし)
でも、そういうことを百も承知で私がこの絵を見て思ったのは
・・・上手い。
よく取り上げられ目にしていたせいか、少女のポーズ云々よりも1枚の絵画として
すんなり入っていけました。
いやらしさは全く感じず、少女の肌の艶やかさや、陰影のある色づかい、構図、
それに少女の表情がなんともいえなくて、ただただ上手いなあと感心するばかり。
この絵で私が好きなのは色づかいです。
赤茶けた室内、緑色のクッション、少女の赤いスカートと靴。
どれも落ち着いた色合いで、その中で際立っているのがブラウスと下着の白。
今回バルテュスの絵を見て一番印象に残ったのは、この「白」の使い方だったかも。
でも、もし何も知らずに初めてこの絵を見たら、やっぱりまず少女のポーズに目がいって
衝撃を受けたでしょうけど。
こんなふうにバルテュスが描く少女は、どれも挑発的で衝撃的。
それに絵は寓意的で、何を意味しているのかいろいろ勘ぐりたくもなります。
そのせいか、見ていて落ち着かない気分になってしまうんですよね。
でもそんな絵ばかりではなく、私は「白い部屋着の少女」、「横顔のコレット」など、
普通の(?)少女の人物画や、風景画から醸し出される静けさにとても惹かれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/b0/c0d6a1e5ae0ecce55ad747ebd9638d7a.jpg)
実は私、30年前に開催されたバルテュス展も見に行ったのです。
その頃はバルテュスが誰かも知らないで、ただ危うい少女の絵というものに惹かれて
見に行きました。
(当時は、アンティックドールのような少女のイラストに興味があって)
なので、単純にバルテュス=エロティックな少女のイメージしかなかったけれど、
今回再び彼の作品を見て感じたのは、この宗教画のような静謐さでした。
ざっとひと回りして、期待してたよりも作品が少なかったような・・・
他にもいくつか見たい作品があったのに、なかったのはとても残念。
最後は少し急ぎ足で見た後、美術館を後にして北山へ。
先週バルテュス展を見ていた長女とは、ランチを一緒に食べようと約束していたのです。
向かった先はイン・ザ・グリーン。
植物園の北口のすぐ隣にできたお店です。
こちらも平日なのにテラスまでいっぱい。
窯で焼いたピザが美味しかった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/02/67a7454f9ff0f9d0cebe2ab5c25e5c14.jpg)
食後は久しぶりの北山をぶらついて、マールブランシュ京都北山本店でスイーツ。
北山本店限定のやぎミルクのシェーブルチーズスペシャルと黒豆ときなこのケーキを食べました。
飲み物は長女のリクエストでフルーツティー。
紅茶ではなくて、イチゴ、リンゴ、桃、レモンなどの果物がたっぷり入ったお茶です。
ちょっとびっくり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/76/891d2bedb4d69771db4edaa8af14d0fd.jpg)
それにしても、長女と出かけるとなぜか食べてばかりのような気がする・・・(笑)
ほんの短い主婦の夏休みではありましたが、見に行けてよかった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
でも、今回は体力の衰えを痛感。
帰り、本屋さんに寄って帰ろうと思ってたのに、荷物の重さにめげてあきらめてしまった・・・
お出かけ用の大きなバッグに、何でもかんでも(ペットボトルのお茶に日傘、カーディガン、
長女から借りた村上春樹の単行本などなど・・・)入れて持ち歩くのは考えものだなあ。
秋には身体を鍛えなければ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます