ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2007-07-12 | 観ること。



今さらですが、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」観てきました。

私の住むこんな田舎町の映画館で、
オダギリジョーの映画をするなんてこと、まずありません
(これまで「忍」だけでした~)

「東京タワー」が全国的に封切りになったときもやらなくて、
話題の映画なのに~、と思っていたら今ごろ・・・


ただ、今回観るかどうしようか、実は迷ってたんです。

リリー・フランキーさん原作の小説
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』。
タイトルからもわかるように、母と息子の物語です。

実はこのテの話はちょっと苦手。

母と息子の関係に比べると、母と娘の関係って、
どこか微妙だと思いませんか?
母親への思いが、息子ほどストレートでない、というか・・・。

私は娘だし(しかも三人姉妹の)、子どもも女の子ばかりで、
母と息子の愛情ってよくわかりません。

以前、男の子と女の子と両方のお子さんを持つお母さんが、
「男の子って、かわいいよ~」と言われるのを聞いたことがあります。

身近にも、男の子の方を可愛がってるなあ、と感じることが多々あって、
母親にとって、息子というのはそんなに特別なものなのか?
という素朴な疑問があるわけです。

娘の場合、自分の経験上ある程度突き放しても大丈夫、
というのがわかりますが、息子だとそうはいかない。
つい、放っておけなくて、と言われるのも聞いたことがあります。

それに、同性として見る目の厳しい娘と違って、
息子は優しいのでしょうね~。


まあ、そういうこともあって、
この映画も母と息子の美談だったらいやだなあ、
という思いがあったのです。

そういう面が無きにしも非ず、ですが、
泣かそうと思えばいくらでも泣かせることができる映画なのに、
そうせずに淡々と描いていたことには好感が持てました。

樹木希林さんは、それこそ「ジュリ~」のころから知っていますが、
(若い人にはなんおことかわからないでしょうね・苦笑)
たいした役者さんですね~。
自然で、表情豊かで、ほんとに「オカン」って感じでした。

若いオカン役の内田也哉子さんも初々しくてよかった~。
内田也哉子さんから樹木希林さんに替わるときも、
自然な感じだったし、さすが親子!という感じ。

オトン役の小林薫さんも、若い役はちょっとムリがあるなあ
思いつつ、身勝手だけれど憎めないオトンを演じておられました。

そしてボクのオダギリ。
この人には本当にいろんな表情があるのだなあ、
と思わずにはいられません。

いつも奇抜な格好で目立ってる彼だけど、
そして映画のなかでもピンクのシャツにピンクのパンツ、
なんてありえないファッションですが、
けっして目立ってはいないんですよね~。
(この服装の色合いが、心境を物語ってた?)

語り役ということもあるのでしょうが、
個性的なオトンとオカンの間で、
淡々と演じていたように思います。

原作も読んでないし、ドラマも観ていませんが、
オダギリが一番ぴったりだったんじゃないでしょうか。
情けな~いところがよかったです~

ただね~、お通夜の晩、オカンの横に寄り添うように寝る場面は
ちょっと引いてしまいました。
恋人とか夫婦、子どもにだったら理解できるけど、
母親に対してそこまでするか~と思うと・・・。

息子って、そこまで母親に愛情を感じてるものなのでしょうか。
あれでは、彼女が見たら引くよ~。
(というか、嫉妬するかもしれない)


都会で、田舎に暮らす母を思う世の息子たちは、
この映画を観て泣くのかな。
それだけ母親に対する思いっていうのは深いのですね。

そういう母親にはなれそうにないなあ・・・


この映画を観て一番驚いたのは、
リリーさんが私より年下だとわかったこと。

子ども時代の炭鉱町の様子を、
ずいぶん昔の話だなあと思って観てたんです。
私の子ども時代もこんなもんだったのか~、と、
改めて気づかされました。
そういえば、道路だって舗装されてなかったなあ・・・。

ある意味、誰もが自分自身を振り返り、
ちょっぴり懐かしむ映画なのかもしれません。
コメント (4)
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私の年金

2007-07-09 | 日々のこと。
今、何かと問題の年金。

私も気になって、先月の中旬に社会保険庁のHPにアクセスし、
年金加入記録を照会できるよう、IDとパスワードの申込みをしたのです。

2週間ほどかかるということでしたが、3週間たっても音沙汰なし。

その間、いろんな問題が出るわ、出るわ・・・

私は転職してるし、結婚して姓は変わってるし、
しかもその姓がけっこう読み間違えられるんですよね~。

今は主人が自営業者ということで、
国民年金を毎年二人分払っているんですけど。
(ところで、どうしてサラリーマンの奥様は払わなくていいのでしょう?)

だんだん心配になってきて、
電話で尋ねた方がいいかしら、と思っていたところ、
きょうやっと社会保険庁から郵送されてきました。


まずは、主人のから。
IDとパスワードを入力し・・ドキドキ・・・。

おお~、すべて納付済になっていました~。
ほっ・・・。

次は私。

1ページめ、納付済。
2ページめ、納付済。
3ページめ、・・・未納

あ~、やっぱりありました~

どうやら、最初の会社を辞めてから、
次就職するまでの4ヶ月間が未納になっているようです。

ん?まてよ。
この期間って・・・、
自分でも払ったか払ってないか覚えていない~

こちらで地元の社会保険庁へ行った覚えはあるのですが、
それはいつのことだったのでしょう。

国民健康保険なら払った記憶はあるんだけど・・・。

自分でも不確かな場合って、どうしたらいいのでしょうね。
とりあえず、古い手帳か何か、捜してみることにします~

みなさんは大丈夫でしたか?


 * * * * *


追記: あれこれ調べたところ、年金手帳に国民年金の記録として
    「被保険者になった日」、「被保険者でなくなった日」
    というのがこの未納期間に該当していました。
    
    これって、国民年金の手続きをしたということだから、
    年金を支払った、ということにならないのかしら?
    どちらにしても、社会保険庁に出向かなきゃいけないのでしょうね
    
コメント (4)
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紅茶の缶

2007-07-06 | 日々の落書き。



紅茶が好きで、以前は毎朝リーフで紅茶を淹れて飲んでいました。
今はひとりぶんだけティーバッグで。

今朝は主人もトーストだったので、リーフで淹れてみました。
やっぱり香りが違いますね~

紅茶の缶を集めたこともあります。
当時はスチュワーデスの従妹に、
イギリスでいろいろ買ってきてもらってたんです。
今思えば、なんと贅沢な。

これはマリアージュフレールのロシアンブレックファーストティー。
京都へ行ったとき、ここのお店で紅茶を飲んだけど、
種類が多くて迷ってしまいました。

紅茶もケーキもとっても美味しかったです~

ほんとはもっと黒い缶ですが、
塗りこんで黒っぽくしようと思ったのに、
うまくいきませんでした。

スキャナもいまだにうまく使いこなせないし、
(めったに使わないから)
アップするとなんだかイメージが違ってるよ~
コメント (2)
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里山の仲間たち

2007-07-05 | 読むこと。
我が家は、結婚してからず~っと毎日新聞を購読しています。

その毎日新聞に、数年前から「読んであげて」というコーナーがあり、
一ヶ月で完結する童話が毎日掲載されています。

今まで今江祥智さんや富安陽子さんなど
(ちょっと思い出せないのですが、他たくさん)、
一流の児童作家の方々の童話です。

私は毎日少しずつ、というのが苦手なので、
おもしろそうなお話のときは、
新聞の整理をするついでに一か月分まとめて読んでいますが。


その「読んであげて」の今月の担当が、
なんと写真家の今森光彦さんなのです!

今森さんといえば、滋賀県の里山で活動し、
里山や昆虫の写真を撮っておられる方です。

もう何年も前になりますが、
図書館主催の講演会に来られ、お話を聞く機会がありました。

ほんとうにとても素敵な方で
昆虫の写真を撮るときの苦労話や、
里山の話など楽しく聞かせていただきました。

新聞には、里山に棲む昆虫や生き物たちが、
毎日取り上げられています。
(ちなみに今日はアマガエル
白黒写真なのが残念ですが・・・。
(新聞の一面には小さいカラー写真が載っています)

もし毎日新聞を読む機会があれば、
今森さんの写真、見てくださいね。
里山の風を感じてほっこりできるかも・・・
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次女の携帯騒動、並びにちょっとした指輪物語

2007-07-02 | 日々のこと。
先週の金曜日、月末の週末ということで、
赤ワインを飲みたい、という主人のリクエストに応え、
久しぶりに料理の腕をふるいました

ハーブに漬け込んだ鶏肉をオーブンで焼き、
義母からもらった夏野菜を煮込んでラタトゥユをつくり、
ガーリックトーストに赤ワイン。

義母も呼び、子どもたちにも早く帰っておいでとメールして準備完了。

オーブンからはローズマリーの香りが漂い、
鶏肉はいい具合に焼き色がつき、肉汁がじゅわ~と出てきて美味しそう!

次女以外の家族が集まり、鶏肉も焼けたので、
とりあえずワイン(長女はデコポンジュース)で乾杯。

次女からは、友達の家に寄って帰る、と電話があったので、
もうそろそろ帰ってくるだろう、と思っていたのです。

ところが・・・


あつあつの鶏肉をほおばっていたら電話が鳴りました。
次女からです。

「あっ、お母さん。あんな~、携帯落としてしもた~
 今、友達と探してるし、もう少し遅くなるから」

え~っ!?、ちょ、ちょっと待ちなさいよ~

どうやら、今日はクラブへ行かず、
みんなで友達の家へ寄っていたらしいのです。
そこからウチに「少し遅くなる」と電話をしてきたようですが、
帰り道気がついたら携帯がない。
みんなですぐ来た道をもどって探したけれど、
見つからなかったとのこと。

それからはもう、ワインどころではありませんでした。
みんな飲んでたので、主人が自転車で次女を探しに行きました。

家では様子もわからず、ただおろおろするばかり
もう食事をする気も失せ、鶏肉はすっかり冷めてしまうし・・・

もし見つからへんかったらどうすんの?
と心配になってPCで調べました。
誰かに使われるおそれがあるので、
すぐ止めたほうがよいとのこと。あちゃー

それにしても、家族や友達の電話番号やアドレスが入っているし、
悪用されたらどうしよ~


8時過ぎ、主人と次女が結局見つからなかったと、
肩を落として帰ってきました。
交番に落し物の届けを出し、ドコモショップで電話も止めてきたとのこと。

長女と違ってほとんどPCを使わない次女は、
高1で初めて自分の携帯電話を持ち、
すっかり携帯に依存していました。

なんで落としたんやろ・・・と、
かなり落ち込んで泣き出す始末。

それを見てみぬふりしながら、
最近浮かれ気分だった次女を知ってる私は、
自分の不注意だからしかたないでしょ!と文句も言えず、
黙々と冷めた夕飯の後片付けをするのでした・・・。


おかげですっかり暗~くなってしまった週末の夜。
深夜ドラマ「時効警察」が終わってしまい、
金曜の夜になんの楽しみもなくなった私は、
さっさと布団に入って寝ることにしました。


翌朝。

試験前にも関わらず、クラブに行くと次女が言うので、
いつもどおりに目を覚ましました。

夜中じっとりと蒸し暑く、寝苦しかったので、
頭がぼんやりしています。

歯磨きして顔を洗い、
・・・あれ?なんかいつもと違う。

ふと、自分の手に目を落とし、

 ・・・
  
ない!いつも薬指にはめている結婚指輪がない!

え~っ、指輪ってはずしたっけ~!?
そんな覚え、ないよ~
なんで、ないの~

無意識のうちに指輪をはずしていたのか、
それとも指輪をはずしたことをすっかり忘れているのか。
最近物忘れが多くなったけど、まさかここまでひどいとは・・・

こんなことでは、携帯電話を落っことして
気づかなかった次女を責められません。

しかし、一体いつからないのでしょう?
皆目見当がつかず、困ったなあ、どうしよう・・・、と
がっくりしながら朝食の準備をしかけたとき。

ふと目に入った、あのお気に入りのソファ。

まてよ・・・

そういえば、昨夜お風呂上りにソファの近くで、
ころん、と何かが落っこちる音がしたっけ・・・。
あれ?と思ってテーブルの下を見たけど、
何も落ちてなくて、気のせいかな、とそのまま忘れてたんです。

ひょっとして・・・。

あわててソファの下を覗くと、壁際にキラリと光るものが・・・

あった~!!

い~までは指輪も、ま~わるほど~♪という歌ではありませんが(古っ!)、
この指輪、私にはちょっと大きいのです。
それが、何かの拍子で抜けちゃったのですね~

かくして、魔法の指輪ではないものの、
我が家ではちょっといわくのあるこの結婚指輪は、
ふたたび私の薬指に戻ったのでした~。
めでたし、めでたし


えっ、どんないわくがあるかって?
それは・・・

あ~、話すと長くなるので、今日はこのへんで


 * * * * *


そうそう、次女の携帯電話ですが、
翌日警察に届いていることがわかりました。

拾った方が交番に届けてくださったそうですが、
交番が無人だったため(爆)棚に置いてあったそうです。

残念ながら拾ってくださった方のお名前もわからず、
お礼も言えません。
せめてこの場を借りてお礼を言いたいと思います。

親切な方が拾ってくださって、本当に感謝しております。
どうもありがとうございました


それにしても、親子で、同じ日に、
こんな大切なものを落っことしてしまうなんてねえ・・・
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