「フセイン大統領の追放正しかった」ブレア氏改めて主張(朝日新聞) - goo ニュース
”歴史のもし”を論じることは、大変難しいことです。しかしながら、政治決断や政策を評価する場合、やはり、この問いかけには、それなりの意義があるのではないかと思うのです。
これまで、しばしば”歴史のもし”はご法度とも言われてきましたが、”もし”を問いませんと、歴史の教訓を得ることも、以後の政策決定に生かすこともできません。イラク戦争を評価する場合もまたしかりであり、もし、イラク攻撃が見送られ、フセイン政権が存在しているとすれば、中東や国際社会がどのような状況であったのかを分析予測してみることは意味のあることです。もちろん、メリットとデメリットの双方が指摘されることになりましょうが、ブレア氏の主張するように、中東にフセイン独裁政権が存続することによるイラクならびに国際社会のリスクは否定できません。バース党が社会主義系の政党であることを考えますと、共産主義国の中国との連携を強めることで、国際社会はさらに不安定化し、政府による弾圧に晒される人々も増えたかもしれないのです。
悪しき点を取り上げて非難することは容易ですが、如何なる政治決断も、必ず光と影があるものです。少なくとも、イラク戦争という多大な犠牲を払って、イラク国民は、独裁から解放され、国民のための政府を持つチャンスを得たのですから(民主化自体を非難する人はほとんどいないはず・・・)、このチャンスこそ、今後の国造りに生かしてゆくべきと思うのです。
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”歴史のもし”を論じることは、大変難しいことです。しかしながら、政治決断や政策を評価する場合、やはり、この問いかけには、それなりの意義があるのではないかと思うのです。
これまで、しばしば”歴史のもし”はご法度とも言われてきましたが、”もし”を問いませんと、歴史の教訓を得ることも、以後の政策決定に生かすこともできません。イラク戦争を評価する場合もまたしかりであり、もし、イラク攻撃が見送られ、フセイン政権が存在しているとすれば、中東や国際社会がどのような状況であったのかを分析予測してみることは意味のあることです。もちろん、メリットとデメリットの双方が指摘されることになりましょうが、ブレア氏の主張するように、中東にフセイン独裁政権が存続することによるイラクならびに国際社会のリスクは否定できません。バース党が社会主義系の政党であることを考えますと、共産主義国の中国との連携を強めることで、国際社会はさらに不安定化し、政府による弾圧に晒される人々も増えたかもしれないのです。
悪しき点を取り上げて非難することは容易ですが、如何なる政治決断も、必ず光と影があるものです。少なくとも、イラク戦争という多大な犠牲を払って、イラク国民は、独裁から解放され、国民のための政府を持つチャンスを得たのですから(民主化自体を非難する人はほとんどいないはず・・・)、このチャンスこそ、今後の国造りに生かしてゆくべきと思うのです。
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