中道右派が第1党維持=仏などで極右躍進―欧州議会選(時事通信) - goo ニュース
昨日、欧州議会選挙の結果が判明し、新聞等では、”極右躍進”の見出し散見されます。しかしながら、”極右”という表現は、現実を正確に表していいないと思うのです。
政党の性格を左右で分類する方法はフランス革命に始まるそうですが、極右であれ極左であれ、”極”が付きますと、暴力主義的な過激思想の集団というイメージがあります。特に極右は、常々、ゲルマン民族優越主義を唱えたナチスが想起され、今日でも、極右の代表格は、暴力的排外主義を是とするネオ・ナチです。しかしながら、今日、ヨーロッパ諸国で起きているナショナリスティックな運動は、暴力を手段とするものでもなく、自民族優越主義を主張するものでもありません。行き過ぎたEU統合に対する警戒感や、移民や異文化の急激な流入によって自国が変質し、祖国を喪失することに対する防御反応と考えられるのです(職を失うことも含めて…)。ナチスの系譜を引く”極右”が外部に対して攻撃的でアグレッシブであるとしますと、今日の”極右”は、極めて保身的であり(閉鎖的…)、逆に内向き志向のなのです。行動の方向性が正反対なのですから、両者を同じカテゴリーに含めますと、要らぬ混乱や誤解を招くことになります。
確かに、左右の分類軸では右側に位置するものの、防御的右派は、”極右”と称するのではなく、別の呼称を用意すべきなようです。直ぐには適切な表現が思い浮かびませんが、例えば、”保守系右派”あるいは、”国民系右派”…などが考えられます。そしてこの現象は、ヨーロッパに限られたことではなく、許容レベルを超えて進む急速なグローバル化に対する一般国民の危機感や不安感の現れなのではないかと思うのです。
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昨日、欧州議会選挙の結果が判明し、新聞等では、”極右躍進”の見出し散見されます。しかしながら、”極右”という表現は、現実を正確に表していいないと思うのです。
政党の性格を左右で分類する方法はフランス革命に始まるそうですが、極右であれ極左であれ、”極”が付きますと、暴力主義的な過激思想の集団というイメージがあります。特に極右は、常々、ゲルマン民族優越主義を唱えたナチスが想起され、今日でも、極右の代表格は、暴力的排外主義を是とするネオ・ナチです。しかしながら、今日、ヨーロッパ諸国で起きているナショナリスティックな運動は、暴力を手段とするものでもなく、自民族優越主義を主張するものでもありません。行き過ぎたEU統合に対する警戒感や、移民や異文化の急激な流入によって自国が変質し、祖国を喪失することに対する防御反応と考えられるのです(職を失うことも含めて…)。ナチスの系譜を引く”極右”が外部に対して攻撃的でアグレッシブであるとしますと、今日の”極右”は、極めて保身的であり(閉鎖的…)、逆に内向き志向のなのです。行動の方向性が正反対なのですから、両者を同じカテゴリーに含めますと、要らぬ混乱や誤解を招くことになります。
確かに、左右の分類軸では右側に位置するものの、防御的右派は、”極右”と称するのではなく、別の呼称を用意すべきなようです。直ぐには適切な表現が思い浮かびませんが、例えば、”保守系右派”あるいは、”国民系右派”…などが考えられます。そしてこの現象は、ヨーロッパに限られたことではなく、許容レベルを超えて進む急速なグローバル化に対する一般国民の危機感や不安感の現れなのではないかと思うのです。
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極右などと過激に聞こえる表現を用いる裏には、欧州連合の枠組みそのものが利権の温床になっていると考えられます。
イギリスも欧州連合から脱退するかどうかで揺れていますし、仏蘭西が欧州連合から脱退すれば欧州連合が瓦解する可能性もあります。
欧州自体が移民の問題で民族対立が激化しておりグローバル幻想が崩れ去ろうとしています。
賃金の安い国から労働者を連れてきて、低賃金で働かせ自国民の賃金も安く抑えようとする馬鹿な考えは国家を貧しくするばかりでなく労働モラルも低下させます。
他者に頭を預けず自分で現実を見て考え判断しなさいという話で終りなのですが、我が国の財界人にも他者に頭を預け現場を知らずグローバルが正しいと信じ込んでいる馬鹿ばかりになっています。
結局のところ金に使われている、ユダヤの格言にある「金は良い召使にもなるが、悪しき主人にもなる」此のことを理解できないのでしょう。
行き過ぎたグローバリズムの弊害がナショナリズムに回帰しようとする動きになっているのかもしれません。
特に欧州連合で、それぞれの国が豊かさを享受しようとすれば主権である通貨発行権を取り戻し自国の経済状況に合わせて経済政策を行わなければなりません。
現状の通貨発行権がない状態では国民を救済する為の政策も打てないのです。
その一方で移民による賃金抑制、経済的に弱い国を食い物にして肥え太る連中が存在しています。
欧州連合は新自由主義の理論によって形成されたものであり新自由主義の弊害が顕著に見られます。
欧州連合という壮大な実験は失敗に終り、ナショナリズムの大切さを気づかせたと事に尽きるでしょう。
現実や現場を知らず理論だけの馬鹿は何としてでも欧州連合を維持したいようで極右などという過激に聞こえる言葉を使っているのでしょう。
欧州議会で”極右”が躍進、とする報道に対して、ネオ・ナチが議席を獲得したと誤解している人々もいるようです。ナショナリストの右派が第一党や多数の議席を獲得したのは、フランス、イギリス、ギリシャなど、旧連合国の諸国であるにも拘わらず・・・。おそらく、マスコミは、極右と報じることで、危険な集団という、誤認を狙っているのではないかと憶測いたします。
日本国もまた、”極右”とは一線を画する穏健な保守政党があってもおかしくない状況にあります。政財官、そして、マスコミにあっては、日本国や国民よりも、外国のために働いている人々が多すぎます。ナショナリズムの高まりは、人間の本性に照らせば、自然な成り行きなのではないかと思うのです。
EUは、リーマンショック後の財政+金融政策後、ギリシャ問題があり、財政を絞るにいいだけ絞った。
それで、成長率がマイナス、ようやくここ1年でプラスという、経済政策の失敗。
EU以外が経済が立ち直っているのに、未だに緊縮財政。自ら自身の首を絞めている状況。
英はなんと、利上げ検討まで。独は相変わらず低成長ながらプラスをキープ。
他は、失業率(特に低年齢層高止まり。仏でさえ40%超え)。
反EUになるのは、当然。
民族主義?なるものが出てくるのは、必ず不況期。例の「雇用が奪われる」
問題は、自国の生産性の向上がかんばしくないことを、単純労働者に矛先・・・
クルーグマン曰く、「さっさと不況を終わらせろ」
「EU懐疑派 不満の受け皿
経済低迷 左右両翼、連携は難しく」
既存政党が経済低迷や高失業率を打破できない中、極右や急進的左派が不満の受け皿 EU懐疑派は一枚岩ではなく、現状への激しい批判を展開して支持を集めた面が強く、真価は不透明だ
グローバル化が問題ではなく、単なる、「身近な経済をどうにかしろ」問題。
本質を見誤ってはダメ。