花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

筑波山の深峰歩道のバイカツツジ

2018年07月07日 23時16分57秒 | スポーツ・トレッキング
遠くから筑波山を眺めると、中腹以上に雲だか霧だかがかかって山頂が見えない
もしかすると雨が降っているのかなと思ったが、天気予報では午前中は曇りだ

深峰歩道コースの登山口、ユースホステル跡地に着いたら、珍しく1台も車がない
ゆっくりと登山の準備をしたが、汗かきの私としたことがタオルを忘れた

先日の観察会でお会いしたHSさんから、今頃咲く欄の花が無いと聞いたので
心当たりの場所に確かめにいくつもりだった。

空は灰色の雲に覆われてどんよりとしている

後続の車が来て、バタンバタンとドアを開け閉めする音がしたと思ったら
私より先に出発していった。

以前登った時は、水で流された登山道が荒れていて、丸太を埋めた道が
うっとうしいほど歩きにくい道だった。

それがユンボでも押してならしたのか、ほぼ平らな広い道になり、両側に
キャタピラの跡が残っていた。

コゴメウツギの続く登山道を登ると、久しぶりの雨で生えたのか
ギンリョウソウが数本うつむいている

曇り空なのに、ソウシチョウの鳴き声がうるさいほどだ

笹の生えた坂を過ぎて曲がり角に行くと、バイカツツジの白い花が数輪
露に濡れて咲いていた。
露に濡れた花は、輪郭がボケるが、委細構わず撮影した。

ここまで登るだけで、もう汗だくであるしタオルもない
晴れた日に撮り直しに来るなんて気にはなれない


露に濡れたバイカツツジ、雄シベは5本あるが上の二つは短いという
ソバカスのような朱色の模様がかわいい花だ


バイカツツジ


ギンリョウソウ


キャタピラーの跡が残っている深峰歩道コース

御幸ヶ原に着くと、そこはトイレと売店の間である

売店に飛び込んで「タオルがありますか」と聞いたら、おかみさんに
「なに山に登るのにタオルも持ってないの?」と言われてしまった。
結局300円なりのタオルを買って、ようやく汗を拭いた

「休んでいきなさいよ」という声を振り切って、かの場所に行ったが
やはり花は無かった。
梅雨時に雨が少なかったからかもしれない。
少し気落ちして、御幸ヶ原に下り、売店によって「花が無かったよ」と
報告して帰ってきた。


御幸ヶ原のブナの大木が霧に浮かぶ


歩道脇の杭とロープにもコケがついてノキシノブの飾りもついた


私の好きな緑の木(笑)