花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

筑波山のタシロラン生態観察最終回

2019年07月25日 21時52分29秒 | 自然観察
筑波山のタシロランの自生地で続けてきた生態観察も、本日で終了です。
今年は、雨降りの期間が長かったせいか、観察を続けている途中でも、新しい
芽生えが有ったりと、楽しい観察ができました。

しかし、タシロランは、花が終わりに近づくと、花をつけたまま茎ごとバッタリと
倒れてしまうのですね。
実をつけるらしいのですが、結実した形がどうなのか、確認することができませんでした
実の重さが1000分の1gという極小の実だそうですが、この雨の中では遠くに
飛ばすことは出来なかったのではないでしょうか

そもそもタシロランそのものを見る機会がほとんどないので、これほどまでに
観察できたのは、幸運としか言いようがありません。
ピークを過ぎると白から茶褐色に変色して、少しみすぼらしい姿になり、茎ごと
倒れてしまうタシロラン。
ただし、これは私が観察した範囲の事であり、全部がそうなるとは言い切れません。


タシロラン


















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キツネノカミソリの咲く群生地に行ったら、先走りのキツネノカミソリが数本蕾をつけ
その中の2本が花開いていた。
本格的な花の時期は8月なので、芽が出てくるのはこれからだ。
春に行ったときには、葉っぱ沢山広がっていたから、花芽も沢山出てくると期待している。


キツネノカミソリ


キツネノカミソリの芽出し

ヤマユリの匂いがすると思ったら、遥か斜面の上でヤマユリが揺れていた
気温が上り、ようやく夏らしくなってきた。
数日前に、自宅近くの空き地で、ヒグラシの鳴き声を聞いた。
数年前に、ヒグラシの川柳を作って花友にイイネをもらったのを思いだす。

ヒグラシは、漢字嫌いで カナカナと mino爺謹製(笑)