タカネマンテマ、ナデシコ科マンテマ属
長野でツアーの山岳ガイドをしているKBさんからメールで
送られてきた北岳のタカネマンテマの写真を公開します。
同じく北岳のミヤマハナシノブ、ハナシノブ科ハナシノブ属
基準標本は清水岳、花期は7月~8月、日本固有種
分布 北アルプス清水岳、南アルプス北岳・鳳凰山・櫛形山など
追記:小泉武栄さんの「日本の山と高山植物」によれば
ミヤマハナシノブは、北岳と北アルプスの清水岳(しょうずだけ)
にしか分布しない日本固有種だが、その母種は北千島やサハリン
ユーラシア大陸の北部とアラスカに分布するキョクチハナシノブで
日本列島に渡って来てからミヤマハナシノブに変化したのだろうと
考えられている。と書かれている貴重な花である。
同じく北岳のキンロバイ、バラ科キンロバイ属
基準標本はヨーロッパ、たいてい蛇紋岩か石灰岩に生える
落葉矮性低木、強靱な根と幹を持ち岩場や礫地に根を下ろす
分布や個体数が限られる絶滅危惧種
タカネマンテマ
ナデシコ科マンテマ属、基準標本はウラル地方
日本での分布は南アルプス、花期は7~8月だが7月下旬がよさそう
高山帯の砂礫地や岩場に生える多年草
KBさんとは八ヶ岳のホティランを見に行ったとき知り合い
ひたち海浜公園でオオウメガサソウの公開日にご一緒したり
して、メールでのおつきあいが続いている。
彼は現在、北海道に行っていて、固有種の写真を送ると言ってきた
楽しみである。
注、花の簡単な説明は、私が付け加えたものです。