葛城の森の草刈りは終わったのですが、篠竹の刈り跡はそのままでは
危なくて歩けないので、ボランティアで観察用の小道を造っているので
疲れてブログを書く気にもなれず、続編を見に来られた方ごめんなさい。
今度の日曜日に、葛城の森で「里山さんぽ」が有りますよ。
色づき始めた里山を歩いてみませんか。
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錦滝から登ってくると、最初は左の尾根を目指して登る踏み跡をたどります。
見上げると右上に追い越して行った登山者が歩いています。
左の尾根から右上に向かうルートのようです。
左の尾根に道標がたっているのが見えました。
道標の尾根と奇岩、案内は出ていませんが、鞍掛山にはこの奇岩を超えて
登るルートのようです。
ただし危険なヤセ尾根とルートの不明確な所が有るため、上級者向けのルートで
立ち入らないようにガイドには書いてある。
白い砂地に黄色い唐松、なかなか良い感じの尾根です。
見上げれば右に登る踏み跡が続いています。
左は奇岩が輝いています。
道標から少し登って振り返ると、甲斐駒と黒戸山が見え始めます。
黒戸尾根の向こうには地蔵岳がみえてました。
この付近からのカシミールによる展望図
登り始めた谷を見下ろすとこんな感じです。
道標の近くに後続の登山者が登ってきています。
近くで眺める迫力の奇岩
踏み跡は一旦林の中へ入っています。
林には立ち枯れの木が有ったり
枯れたオヤマボクチが無数に生えてました。
そこから左の稜線に出ると、すり鉢のような湾曲した雁ヶ原の
一角に出ました。
目の前は、神宮川に落ち込む砂礫の急斜面、その向こうには
雨乞岳から続く山塊と、神宮川から分かれた笹の沢や本谷などの
峡谷があり、斜面は秋の装いに染まっています。
雁ヶ原の山頂は、そこから湾曲に沿って右に登った所のようで、何人かの
登山者が集まっているのが見えます。
雨乞岳から続く山塊が目の前に見えます。
カシミールで描く雨乞岳方面の展望図、しかし乗せてみるとこの展望図は
失敗でした。カシミールの「晩秋の南ア」の設定で描いたのですが、文字が
読みにくいですね。ちなみに山の名前のないピークや等高線にポイントをつくって
どこを描いたかを示しています。地図の標高と見比べてください。
左から地名で檜尾根、本谷、ポイント1615峰、地名で雨乞岳、その手前は黒沢の頭
ポイントで1906峰、地名でホクギノ平、ポイントで1458ピークとなっています
右奥の美ヶ原などは肉眼では見分けが難しいので説明省略。(笑)
さらに右は、遠くに八ヶ岳でその右手前は雁ヶ原の山頂付近です。
カシミールの展望図、設定を「草つきの岩肌」に変えて描いています。
切れ落ちる谷と紅葉
左に続く雁ヶ原の尾根は、先端の奇岩まで人が行けるようです。
強風だったので私は行きませんでしたが、若い人たちは遊んでました。
さらに左上には甲斐駒ヶ岳がくっきりと見えています。
山頂のアップです。
雁ヶ原の山頂を目指して、すり鉢状の湾曲した砂礫地を歩くと
倒木が数本、白骨化して横たわっています。
ちょうど反対側から山ガールが来たので、倒木に捕まってよけました。
何しろ私、高所恐怖症なんです。それで何で山に行くかって、それはムニャムニャ。(笑)
それよりも、この斜面を下った足跡が有ったけど、無事に下ったんだろうね。
雁ヶ原の山頂標識、よく見ると基礎が地上に出ていて、立てかけてある。
だからここが本当の最高点とは限らない。
現にその後、若いグループが別な場所に持ち出して記念撮影していた。
記念撮影用移動山頂標識に使われていた (笑)
だから私の雁ヶ原のポイントは、この立てかけて有った場所で記録したので
かなり怪しい地点である。
怪しい山頂標識から甲斐駒ヶ岳
ちょっと目先を変えて、サルオガセのついた木を組み合わせた甲斐駒ヶ岳
付近の木にはサルオガセがたくさんついている。
日本には地衣類のサルオガセ属内に数十種類有るらしいが、見分けが難しいので
たいていサルオガセですませているらしい。私もだが(苦笑)
サルオガセは木には着生するが寄生はしていないらしい。
もっぱら空気中の水分と光合成で生活しているという。
だから、着生したからと言って木が枯れる事は無い。
ただ枯れた木に着生する事が多いので、着生して枯れたと思われるのかも。
この雁ヶ原の最も美しい眺めの一つは、この八ヶ岳の全体が見られる
事と目前の甲斐駒や雨乞岳の迫力ある山容であろう。
まさに展望台と言っても良い。
山頂から見る湾曲した尾根
尾根の先端の奇岩に集う登山者
まだ写真は有るのだが、長くなったので、この辺で終了
矢立石に向かって下山するときに見た風景を若干掲載する。
林の中の三角点、標高は1659.9メートル故にガイドにも
1660メートルと書かれていることもある。展望は無い。
日向山雨量観測所
下山の途中に見た紅葉1
下山の途中で見た紅葉2
炭焼き釜の跡
無事に登山口に下山
しかし帰りの車は、寝不足で居眠り運転しそうだった。
山頂では風が強く、体が震えるような寒さで、裏の林の中へ避難して
食事した。林の中の倒木は、ベンチがわりで登山者で一杯。
白砂の砂礫地を八ヶ岳方面に行くと、サントリーの白州工場が見える。
とりあえず日向山を歩くはこれにて終了。
遅くなりましたが拝見いたしました(*^_^*)
中央高速から見える甲斐駒ケ岳はなんとも魅力的な山ですよね。
甲斐駒山頂のあの白い花崗岩と日向山は同じ地質のようで地層の成り立ちが面白いですね。
>文献によると「花崗岩が出てくるのは駒津峰と甲斐駒ヶ岳との間の鞍部付近から東です」ということのようです。
白い奇岩と砂地のようなコントラストも日向山ならではの風化からでしょうか?
それとカラマツの黄葉、ホントに映えていますね。
不思議な不思議な自然界の営みです。
はじめと〆のピンクのオオビランジはminoさんへのご褒美だと思います(^_-)-☆
オオビランジ
昨日、森の小道の整備に行って、汗をかいたせいか
自宅に帰ったら気分が悪くなって、早めに寝てしまいました。
風邪薬を飲んだら、少し落ち着いたので、コメント書いてます。
甲斐駒の地質文献の紹介ありがとうこざいます。
そのためでしょうか、山頂付近が白く見えるのは、長野県側から
見た場合で、甲州側からは白く見えないそうです。
カシミールの作者「杉本智彦」さんが書かれた「超展望の山々」にも
日向山が紹介されていて、その中に甲斐国志」にも日向山の事が
書かれていて「白秀山ナリ土人其ノ色ノ清濁ヲ望ンデ雨ヲ知ル」と書かれている
天気予報の山であったようだと記しています。
ところで最後の写真、あえて説明を省略したのですが
さすがミモサさん、気がつきましたね。