花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

北茨城市の和尚山に登る

2020年10月30日 21時58分26秒 | 自然観察
山と渓谷の「茨城県の山」に載っている北茨城市の山は三つある
そのうちの栄蔵室と花園山は、単独で登ったり、花友と登ったりしたので
残りは和尚山だけで有った。

天気も良いと言うので、まだ薄暗い早朝に飛び出して、常磐道を走り
北茨城ICで降りて、花園渓谷のある県道27号線を走り、一路和尚山を
目指す。
花園渓谷は、紅葉で有名だが、まだ紅葉はしておらず、日陰なので
寄り道せず、亀谷地の湿原に曲がる角の駐車スペースで一休み。

和尚山の登山口は、数年前に小川を抜けていわき市を走った時に
見ているので、すぐに判ると思っていたが、これが意外と遠くて
すれ違った地元の軽トラの方に聞いて確かめた。
「もう少し先の右側に、登山口の案内が出ているから判るよ」と言う

その言葉通り、和尚山登山口の案内板が右にあった。
反対側には、砂利敷きの小さい駐車スペースもあった。
ゆっくり準備して8時38分、和尚山の登山開始
最初は、石ゴロと落ち枝の荒れた林道風の道を上っていく
枯れた倒木もあったが楽に通れる。

やがて針葉樹の樹林帯の中を通ると、水の流れた跡があり
付近はシダがあちらこちらに生えていたり、日陰の好きな植物が
生えていそうだ。
いつの事だったのか判らないが、熊目撃注意のお知らせが道に
落ちていた。
やはり福島に近いので、この辺にも熊が出るのかも知れない。
わざと大声で咳払いをして、竹杖で木をたたきながら登って行った。

針葉樹林帯を過ぎて、左に曲がるとやや広い作業道の様な道になる
少し登ると、道は二つに分岐していて、右に赤い三角矢印の案内板に
和尚山と書かれた案内が出ている。
そこから山頂にかけてが、なかなかの急登で、何回も何回も休み休み
登って行った。


県道27号線の和尚山登山口、これは反対側の駐車スペースから
撮影したもの


和尚山付近は、県立自然公園の特別地域に指定されていて
保護措置が執られている。


登山道はじめは、石ころと落ち枝で荒れて歩きにくい。


落ち葉と石ころ


落葉樹と笹か周りに生えている


たまに倒木が横たわっているが、通交には妨げにはならない


道の脇に、熊の目撃情報があるので注意のお知らせが落ちていた


針葉樹林帯に入ると、水の流れた跡が残っている


その先で左に曲がると、ゆるやかな登りとなる


その先で道は二つに分岐して、右に和尚山と書かれた赤い矢印の
案内板が出ている。


この案内板の先は、きつい直登の登りで、私はあえぎあえぎ
登って行った。


見上げると明るいので、あそこが山頂だなと思ってようやくほっとした


山頂は、小さい草原状で、石の祠があり、山名版が立っていた。


奥に国土地理院の三等三角点が設置されている


和尚山の山名版


登頂の記念として写真撮影、例のごとくモザイクをかけている
爺の顔なんぞ見てもしょうが無いでしょう(^0^)


石の祠に刻まれた石像は風化していたが、安全を願って
手を合わせた。


山頂は、登山道とは反対側から日が差していた。


ブナの巨樹がある


山頂の草原にはコケも生えている


山頂にはツリガネニンジンの株が10株以上有ったが、花は終わっていた


ツルリンドウの葉もあった


奥にはホウの枯れ葉が無数に落ちていたし、アザミがたくさん咲いていた

軽く食事をして下山することにした。


山頂から見下ろすと、転げ落ちそうな下り坂である。
竹杖と木の枝に捕まりながら、ゆっくりと下った


林の中にわずかに紅葉が見えた


林の中の紅葉


坂道に落ちていたもみじで紅葉写真(^0^)


10時28分、無事に登山口に下山した。

帰りに見た27号線の紅葉 ちょうど日が当たり始めていた


27号線の紅葉1


27号線の紅葉2


27号線の紅葉3

帰りの途中、亀谷地湿原に寄り、トイレを使わせて貰った


亀谷地湿原の看板


亀谷地湿原の展望台


亀谷地湿原は草刈りされて綺麗になっていた。
以前寄った時は、草ボウボウで湿原とは思えない有様だった。

その後は、猿ヶ城林道を走って、所々の渓谷を眺めながら帰ってきた

参考までに北茨城商工会の小川地区の紹介ページのリンク

北茨城郷土資料紹介ページのリンク









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