父が夢見て建てたその家の完成とともに父を亡くした税務事務所で働く留美子と
その家の向かいに住む妻を亡くした会社社長の桂次郎
10年前、留美子にラブレターを渡した7歳下の少年
若くして癌にうちかった留美子の旧友
それぞれの交わした約束が物語を深く広く進めていく。
そしてこの物語の主人公とも言える空を飛ぶ蜘蛛。
やっぱり宮本輝はいいなぁと思える一冊。
人間力にあふれている。
大げさな話じゃないのにところどころ泣きそうになってしまう。
こんなふうにありたいと思える魅力的な登場人物たち。
それぞれの約束はどうなっていくんだろうと、
最後までひきつけられた。
『草原の椅子』を読んだときにも思ったけど、
中国史ばっかり読んでいる吉川にも読んで欲しいなぁと
思った。
話のなかには、長い年月をかけて育つ木のことや、大人がたしなむゴルフや
葉巻のことも書かれていてそこらへんも興味深かった。
好きだな、宮本輝さん。
その家の向かいに住む妻を亡くした会社社長の桂次郎
10年前、留美子にラブレターを渡した7歳下の少年
若くして癌にうちかった留美子の旧友
それぞれの交わした約束が物語を深く広く進めていく。
そしてこの物語の主人公とも言える空を飛ぶ蜘蛛。
やっぱり宮本輝はいいなぁと思える一冊。
人間力にあふれている。
大げさな話じゃないのにところどころ泣きそうになってしまう。
こんなふうにありたいと思える魅力的な登場人物たち。
それぞれの約束はどうなっていくんだろうと、
最後までひきつけられた。
『草原の椅子』を読んだときにも思ったけど、
中国史ばっかり読んでいる吉川にも読んで欲しいなぁと
思った。
話のなかには、長い年月をかけて育つ木のことや、大人がたしなむゴルフや
葉巻のことも書かれていてそこらへんも興味深かった。
好きだな、宮本輝さん。