@池袋HUMAXシネマズ
上映時間:155分
★★★
シリーズ最終章
暗殺された“ともだち”が復活し、世界中に殺人ウィルスが撒き散らされた
第2章の終わりから2年がたった、“ともだち歴3年”西暦2017年
カンナは“氷の女王一派”を結成し、ヨシツネは“ゲンジ一派”を率いて
それぞれ“ともだち”襲撃を企てていた。
原作マンガ全24巻の壮大な冒険映画がついに完結しちゃったよ。
第1章は原作に忠実だったけど、最終章は映画ならではの
派手さが加わって大エンターテイメントものになっていた。
原作とは違う結末、みたいな評判を聞いていたけど、
結末が違うというよりは展開が違うだけで、終わり方としては、
原作よりスッキリしていた。
原作はもううろ覚えなんだけど、なんかもやーっとしたラストだったんだよね。
万博公園でのフェスティバルのシーンは圧巻。
いつの時代でもかわらない民衆のパワーがあふれていた。
“ともだち”に支配された世の中で、顔も見たこともない一人の
アーティストが歌う1曲の歌が人々のココロのささえになっていて。
その歌を聴くためにやってきたて、
待ち望んだその歌を聴ける瞬間って、どんだけすごいんだろうって
想像しちゃう。
古田さんの黒タンクトップでドラム叩く姿もヨカッタわ。
そして驚きの高橋幸宏さんの出演。
すごいわー。
ホント、この作品のすごいところのひとつが出演者。
ほんのちょこっと出てる高嶋政伸とかロンブー淳とかね。
ラストは大感動ってほどではないんだけど、
カンナや基地仲間たちの涙についジーンとしてしまう。
本当のラストも、この物語を終わらせるためには必要な終わり方。
エンドロールで神木くんの名前があって、どこに出てたっけ?と思ったら、
ここでしたか。
17年分を演じた役者さんたち、さすがだ。
常盤貴子さんは道場に通って武蔵を投げるシーンを撮ったとか。
小池栄子と格闘するシーンもカッコよかったし。
すごいなぁ。
ストーリーも、制作費も、出演者も、どれをとってもスケールの大きな
作品でした。
原作もう1回読みたいなー。