@新橋演舞場
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演者:市川染五郎・阿部サダヲ・古田新太・秋山菜津子・真木よう子・高田聖子・粟根まこと
今年最初の観劇は大好きな劇団☆新感線
市川染五郎さんが悪役で古田新太さんに阿部サダヲさんとくりゃあ
もうそれはそれは楽しみで。
しかし染五郎さんがお出るになるとあってチケット取るのがタイヘンだった。
新感線FCではずれイープラス先行でもはずし、
土日ねらいをあきらめてやっと取れたお席は、お弁当付き桟敷席¥13600也
桟敷席というと畳にべた座り?と戸惑ってたんだけど
いざ新橋演舞場に入ってみると、桟敷席というのは客席の壁沿いのボックス席
みたいな感じ。
靴を脱いであがって掘りごたつ式になっててこりゃいい感じ。
壁際とは言え座椅子を斜めにすれば舞台もちゃんと観られるし。
物語は、1人の男ライ(市川染五郎さん)と弟分のキンタ(阿部サダヲさん)が
朧の森にやってくるところから始まる。
ライの前に現れた森の魔物-オボロ-の声が運命を変えていく。
オボロから与えられた剣と人を騙す嘘を生み出す赤い舌で
王の座を手に入れようとつきすすむライ。
オープニングのタイトルコールは炎と水を使っていて大迫力。
舞台は森の中から、ラジョウの猥雑さ、王の部屋
と凝った作り。
ラジョウの男や女の鮮やかな色合いがきれいだったな。
王の側室であるシキブのおつきの宮女たちの着物も
ピンクや紫で美しかった。
新感線の女優陣たちはコミカルで笑っちゃう動きを見せつつも
踊るとやっぱり上手。あたりまえだけど・・
やっぱり市川染五郎さんはスゴイ。
最初と、王の座を手に入れて鬼と化してからの変貌ぶりがすごい。
セリフのしゃべり方から声の出し方まで違うんじゃないかな。
演舞場ならではの花道を使った歌舞伎の動きは力強くてかっこいい。
見得を切ったときのキレのよさ。
殺陣のスピードもすごい。
シキブとのからみは妖艶だったなー。
阿部サダヲさんはよく動く。
後半は悲しかったな。
マイク持って会場に現れたときは大笑い。
ライがどんどんと嘘にまみれていくなかで、ツナ(秋山菜津子さん)は
カッコよかったな。
歩き方が戦うオンナ。
古田さんは今回は控えめな役だったけど、やっぱりこの方の存在感はすごい。
二幕目からは息つく間もないスピード感ある展開。
水と血にまみれての戦いは息ができなくなりそうなくらい
ひきこまれた。
シャレコウベになってもオボロの森から離れることができないライ。
嘘しかつけなかったライ。
なんだかせつなかった。
ラストでは顔を血で汚したままお辞儀をしてた染さまだけど
カーテンコールのときにはキレイになって登場。
さすがです。
出演者みんなでのお辞儀はいいね。
この瞬間が好き。
二度目のカーテンコールではスタンディングオベーション。
立たずにはいられない。
惜しみない拍手とはこのことってくいらい拍手。
新太さんは投げキスというよりは“投げ飛ばし”っていういきおいで
キスを飛ばしてくれた。
もちろん水吹きもアリ。
最高。
『吉原御免状』に続きこの作品もテーマ性のある内容だった。
こういう形のものとオバカものといいバランスでこれからも
やってくれたらいいな。
そう言えば、客席最後列にいのうえひでのりさん発見。
キャップかぶってフツーにいらっしゃいました。
ところでお弁当。
きっとよくある幕の内弁当だろうなーと思っていたら大間違い。
三段重箱の豪華お弁当でポットに入った温かいお茶もアリ。

お弁当にはメニューも付いていてこれが『朧の森に棲む鬼』を
あしらった『朧鬼御膳』

鬼の面に飾り切りしたニンジンや朧月に見立てたかぶらとか
目とお腹と両方で楽しめました。

お芝居の幕間にこんなお弁当をいただくなんて粋だな。
ゼイタクな時間でした。
終演後は東銀座の『PRONTO』にてカンパイ。
劇場でもらったフライヤーを観ながら、これも観たいアレも観たいとあれこれ。
こりゃホント自己破産ですわ。
パンフレットはカレンダー付き。
これまたカッコいい。


作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演者:市川染五郎・阿部サダヲ・古田新太・秋山菜津子・真木よう子・高田聖子・粟根まこと
今年最初の観劇は大好きな劇団☆新感線
市川染五郎さんが悪役で古田新太さんに阿部サダヲさんとくりゃあ
もうそれはそれは楽しみで。
しかし染五郎さんがお出るになるとあってチケット取るのがタイヘンだった。
新感線FCではずれイープラス先行でもはずし、
土日ねらいをあきらめてやっと取れたお席は、お弁当付き桟敷席¥13600也
桟敷席というと畳にべた座り?と戸惑ってたんだけど
いざ新橋演舞場に入ってみると、桟敷席というのは客席の壁沿いのボックス席
みたいな感じ。
靴を脱いであがって掘りごたつ式になっててこりゃいい感じ。
壁際とは言え座椅子を斜めにすれば舞台もちゃんと観られるし。
物語は、1人の男ライ(市川染五郎さん)と弟分のキンタ(阿部サダヲさん)が
朧の森にやってくるところから始まる。
ライの前に現れた森の魔物-オボロ-の声が運命を変えていく。
オボロから与えられた剣と人を騙す嘘を生み出す赤い舌で
王の座を手に入れようとつきすすむライ。
オープニングのタイトルコールは炎と水を使っていて大迫力。
舞台は森の中から、ラジョウの猥雑さ、王の部屋
と凝った作り。
ラジョウの男や女の鮮やかな色合いがきれいだったな。
王の側室であるシキブのおつきの宮女たちの着物も
ピンクや紫で美しかった。
新感線の女優陣たちはコミカルで笑っちゃう動きを見せつつも
踊るとやっぱり上手。あたりまえだけど・・
やっぱり市川染五郎さんはスゴイ。
最初と、王の座を手に入れて鬼と化してからの変貌ぶりがすごい。
セリフのしゃべり方から声の出し方まで違うんじゃないかな。
演舞場ならではの花道を使った歌舞伎の動きは力強くてかっこいい。
見得を切ったときのキレのよさ。
殺陣のスピードもすごい。
シキブとのからみは妖艶だったなー。
阿部サダヲさんはよく動く。
後半は悲しかったな。
マイク持って会場に現れたときは大笑い。
ライがどんどんと嘘にまみれていくなかで、ツナ(秋山菜津子さん)は
カッコよかったな。
歩き方が戦うオンナ。
古田さんは今回は控えめな役だったけど、やっぱりこの方の存在感はすごい。
二幕目からは息つく間もないスピード感ある展開。
水と血にまみれての戦いは息ができなくなりそうなくらい
ひきこまれた。
シャレコウベになってもオボロの森から離れることができないライ。
嘘しかつけなかったライ。
なんだかせつなかった。
ラストでは顔を血で汚したままお辞儀をしてた染さまだけど
カーテンコールのときにはキレイになって登場。
さすがです。
出演者みんなでのお辞儀はいいね。
この瞬間が好き。
二度目のカーテンコールではスタンディングオベーション。
立たずにはいられない。
惜しみない拍手とはこのことってくいらい拍手。
新太さんは投げキスというよりは“投げ飛ばし”っていういきおいで
キスを飛ばしてくれた。
もちろん水吹きもアリ。
最高。
『吉原御免状』に続きこの作品もテーマ性のある内容だった。
こういう形のものとオバカものといいバランスでこれからも
やってくれたらいいな。
そう言えば、客席最後列にいのうえひでのりさん発見。
キャップかぶってフツーにいらっしゃいました。
ところでお弁当。
きっとよくある幕の内弁当だろうなーと思っていたら大間違い。
三段重箱の豪華お弁当でポットに入った温かいお茶もアリ。

お弁当にはメニューも付いていてこれが『朧の森に棲む鬼』を
あしらった『朧鬼御膳』

鬼の面に飾り切りしたニンジンや朧月に見立てたかぶらとか
目とお腹と両方で楽しめました。

お芝居の幕間にこんなお弁当をいただくなんて粋だな。
ゼイタクな時間でした。
終演後は東銀座の『PRONTO』にてカンパイ。
劇場でもらったフライヤーを観ながら、これも観たいアレも観たいとあれこれ。
こりゃホント自己破産ですわ。
パンフレットはカレンダー付き。
これまたカッコいい。

