西鉄旅行 悠悠ツアー 全日空でお得に行こう!熊本Aプラン
往路:ANA641 8:30
復路:ANA648 18:55
三井ガーデンホテル熊本
レンタカー:バジェットレンタカー 日産マーチ
例年ならばTOKIOのツアー初日で遠征してるはずの2月のこの時期。
今年はツアーはどうなっちゃってるんだ状態なので
それじゃあ変わりにどっか行こう!ってことで前から行きたかった熊本へ。
行こうと言いつつなかなかツアー決定までたどり着けず
予約が取れたのは2週間前っていう、相変わらずのギリギリ族。
九州に1泊2日で行くっていうと“もったいない”と思われがちだけど
2泊や3泊で行く時間とお金がない貧乏人は
こうして1泊できざんで行っておかないとね。
いつまでたっても行きたいところにたどりつけない。
ってワケで限られた時間の1泊、滞在時間なるべく多くするため
朝は8時半の飛行機にていざ熊本へ。
熊本のお天気は晴れ。
お天気って本当に大事なので晴れっていうのはありがたい。
空港でレンタカーの受け渡し。
今回の旅のお供は日産マーチ。
“日産マーチはあなたのマチにマッチする”という知る人ぞ知る
なつかしのフレーズを連呼しながらマーチに乗り込む。
空港独特の雰囲気の景色を後にしていざレッツラゴー
目的地に向かうなりいきなりのおトイレタイム。
通りがかりのリサイクルショップでおトイレを借りたら
ここがまた衣類から家電までいろんなものがあって
急ぐ旅ではありますが、しばしのひやかし。
リサイクルのお洋服を見ることなんて普段ないのでおもしろい。
こんなデザイン一体?!っていうものからアラこれ以外とイケるんじゃ?って
ものまでいろいろ。
おもわず¥900でシャツを買ってしまいました。
熊本まで来て何やってんだーと思いつつ気を取り直して。
最初の目的地は熊本県熊本北高等学校
なぜかというと、過去にTUBEがこの学校の野球部の応援歌を作ったことがあるから。
さすがTUBE、いろんなことやってるんだぁ。
土曜日の学校、部活動をやってる高校生にチラ見されながら
校門で記念撮影。
わたしたちは立ち入ることができない校門の向こうは青春まっさかり。
いいなぁ。
さてお次はついに念願の熊本城
お城好きのわたしにとって熊本城は行ってみたいお城ナンバー1
TVの旅番組で熊本を見たり、『DASH』のソーラーカーが熊本を走るのを見ては
どんどん熊本に行きたい度が高まり念願かなった今回の旅。
頬当御門から入っていくとそびえたつ天守閣
目の前にするその姿はなんとも雄雄しくカッコいい。
空は青く、お城の城壁は深い黒
武者返しとよばれる石垣
築城時120箇所もあったと言われる井戸
攻め難さで名高い熊本城ならではの造りに感動。
天守閣は西南戦争前に火災で焼失してしまい今の姿は復元だけど、
宇土櫓は城内で唯一現存ずる櫓。
中に入ることができるんだけど、櫓から銃を撃つための窓、銃眼などがあって
興味深い。
しかし櫓の中の床の冷えが足の裏に伝わってちべたいー。
階段はとにかく急で外に出たときには太ももぷるぷる状態だった。
数奇屋丸を見てから今度はお城の正面へまわり天守閣のなかへ。
一番上から城下町を見下ろすとなんともいえない気分。
400年前のその昔、加藤清正公は何を思ってこの景色を見下ろしたんだろう。
天下は自分のものだとか思ったりしたんだろうか。
見える景色は全く変わってしまっているんだろうけど、かつて清正も見下ろした風景を
今自分も見ていると思うと不思議な感じ。
天守閣の各階の壁には築城400年にあたっての熊本城復元募金で
寄付をよせてくれた方々の名前が木札に書いて飾ってある。
この復元募金、1万円以上を寄付するとこうして名前が飾られるのと合わせて
城主としての証明書も発行してくれる。
実はこの“熊本城主になれる”っていうのをTVで見て
これは城主になるべし!と思ってやってきたわけです。
1人1万円ずつ寄付する気まんまんだったんだけど
連名でもできるってことでぐっさんと2人で1万円にすることに。
これで名前の木札も2人一緒ってことでなんとも仲良しなわたしたち。
っていうかその方が後年ここを訪れたときに“ぐっさんと来たんだー”って
ことが分かっていいかなと。
木札と証明書の発行は数ヶ月先になってしまうのでまだ手元には無いんだけど、
この木札が天守閣に飾られているかぎりわたしがこの世からいなくなっても
熊本城がある限りわたしの名前は城主として残るワケです。
う~ん。いいことした。
たったの5千円だけどね。
今は本丸御殿を復元中。
出来上がったらまた来なくちゃね。
ちょっと離れたところから眺めるお城
お城を2時間かけて堪能したあとは近くにある加藤清正をまつった加藤神社へ。
ちょうど節分だったからか、お参りしてると宮司さんがおはらいしてくれて
小分けにしたお豆をいただきました。
なんだかご利益ありそうな気分。
それから旧細川刑部邸へ。
細川刑部(ほそかわぎょうぶ)家は、細川家三代忠利(ただとし)公の弟、
細川刑部少輔興孝(ほそかわぎょうぶしょうゆうおきたか)が正保3年(1646年)に
2万5千石を与えられて興したもの。この建物は、その後、子飼(こかい)、
現在の熊本市東子飼町で下屋敷として使用していたものを平成2年から5年にかけて
移築したもの、とのこと。
要するに立派なお屋敷です。
門をくぐると立派なお庭。
日本庭園ってなんていうのかな、引き算の美っていうのか
飾りたてているわけじゃなく自然のものがそこにあるだけなのにそれが美しい感じ。
自然なんだけど実は計算された美しさ。
そんな美しさを目の当たりにしてもわたしたちがやることと言ったら
昔のお嬢様のお出かけシーンの妄想だったりするんだけど。
そしてこのお屋敷は建坪300坪
とにかく広いというかお部屋の数がたくさん。
よく迷子にならないよなーってくらい。
季節柄お雛様や貝合わせが飾ってあってきれいだった。
それから縁側に飾られたお花。
椿が一輪きれいだなぁ。

こういうお屋敷はお台所がおもしろい。
このお屋敷を正面から見ると、瓦にも家紋があしらってあって伝統の技に感動。
すっかり夕方になってしまったので水前寺公園は翌日持ち越し。
お腹は空いているけどこの時間にがっつり食べてしまうと
夜に差し支えるってことでとりあえずお茶することに。
ガイドブックにのっていた『氏助』っていう生麩のお店へ。
たどりついたこのお店、改装中なのかなんなのかよくわからないんだけど
生麩を売るお店の脇に2、3人が座ったらいっぱいの囲炉裏があるだけの
なんともこじんまりしたお店。
大丈夫か?とおそるおそる入ってみたら、なんとか生麩とお抹茶のセットは
いただける様子。
桃をかたどったあんこ入りに生麩、もちもちとした食感がおいしい。
生麩ってそんなに好きではなかったんだけどこれはおいしい。
最後の一口を惜しみながら食べていたら、お店の方がもう一ついかがですか?と
サービスでもう1個出してくれた。
わ~い。
店じまい前のお片づけサービスだったのかもしれないけど
おいしかったので満足。
さてようやっとホテルへ。
お宿は三井ガーデンホテル熊本
チェックインしてみたら最上階のお部屋。
ホテルは新しいのかロビーもお部屋もキレイだった。
お部屋でしばしまったり。
持って行ったDVDプレイヤーをTVにつないで発売されたばかりのTOKIOのClip集
『5ROUNDⅢ』を鑑賞。
仲間と観ると1人で観るより楽しさ倍増。
いいわ~『5ROUNDⅢ』
さてさて7時近くなったのでそろそろお酒の時間
てくてくと歩いて行ったお目当てのお店は
『五山』
お酒の種類もたくさんあって雰囲気ともどもいい感じ。
辛子れんこん、馬肉の赤いタルタルなど熊本ならではのおいしそうなものをオーダー
お魚のお造りフェアみたいなのをやっていたのでフンパツしてヒラメのお造りを注文。
そしたら奥から板さん自らやってきて
“ヒラメより二周まわり位小ぶりのカレイはどうですか?”と薦められた。
どうやらヒラメは2人で食べるには立派すぎるらしい。
お皿でカウンターいっぱいになっちゃいますとのこと。
たしかにそりゃそーだー。
考えなしな2人だ。
代わりに薦めていただいた星カレイ
これもじゅうぶん立派なお造りに。
これがまた身がしまっていて甘くておいしい。
この甘みはなんだ?というくらいしっかりした味。
おしょうゆつけないで食べても甘いんだもん。
参りました。
コレで¥2625なんだけど、お造り注文したらビール1杯サービス
さらにお造りが¥2000以上だともう1杯サービスなんていう
うれしい特典つきなもんだから実質価格は¥1400位
なんて安いんだ。
安さにびっくりだけど、こんなにおいしいお魚に出会えたことに感謝。
馬肉のタルタルもゴマ油がきいていて美味。
辛子れんこんはまさに辛子。
鼻につーんとくるんだけどおいしい。
わたしは焼酎はほとんど飲まないんだけど、焼酎に合いそうなお味。
熊本と言えば焼酎なんだろうけど、わたしもぐっさんも焼酎は飲まないので
ここは熊本の日本酒で。
ぐっさんは美少年、わたしはれいざんと産山村(うぶやまむら)をいただきました。
ぷっは~。カレイのお刺身によく合う。
さらにどうしても気になった五山ライチ紅茶のシャーベットまでいただきシメ。
翌日は早めの行動開始だからそんなに飲まないよね~なんて言ってたのに
結局ごきげん状態に。
きっとどうでもいい話を熱く語っていたんだろうなぁ。
なんとか日付の変わる前にホテルへ。
こんだけ飲んでいるにもかかわらずシャワーのあとのビールを飲みたがる自分。
この日の万歩計の歩数は20919歩
よくがんばりました。