ミニマル系と揺れる音楽の違い。
ダイナミックレンジの広い交響曲等の強弱の強い曲は環境音楽には向かないと思う。
適度に聴こえてリズム感がある曲の方が何かする時の環境で流すのは最適だと思うから。
クラシックで最適なのはバロック音楽やモーツァルトの弦楽合奏団曲である。
宮廷の晩餐会用に創られた音楽は特に使いやすい。
暗すぎず明るすぎず、流れている事があまり気にならない。
それにエリック・サティの楽曲も最適だ。
これらのイメージを取込んで環境音楽を制作すると、良質の音楽が出来ると思った。
表題のサンプリングビートとクラシック、何が違うかと言うと、
シーケンサーやサンプリングのループを使った音楽は、音楽のノリが常に同じテンポをキープしているのに対して、クラシックではダイナミックレンジの広さとテンポ感覚の極端な揺れが最大の特徴となっている(特に交響曲)。
同じビートの繰り返し(ミニマル系)に慣れた耳でクラシックを聞くとテンポの揺れが不思議に聴こえ、
逆にクラシック好きの人にはサンプリング・ビートのミニマル感がたまらなく嫌に聴こえる可能性があると思う。
この辺りの音楽の作り方を少し工夫しなければ、全ての人に愛してもらえる音楽として成り立たないかもしれない。
以下にApple Musicで表題の曲たちを示します。
みなさんのお耳でお確かめください。
=次回に続く= by きしかなん