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怒らなくて委員会(その1)

 我が国にはおかしなことが随分ある。一つ一つ拘っていたら神経が休まらないので、細かな矛盾はひとまず措くとしよう。

 が、しかし、首長の【1期4年退職金ガッポリ問題】は無視できない。知事の場合は4000万円から5000万円、市町村長の場合は差があるが1000万から
2000万円。4年で引退するならまだしも2期目も首長に留まるわけだから、「退職金」の意味が分からない。このような高額の退職金を全国の自治体で、住民の税金から払っているのである。これを怒らなくていいんかい?

 首長が激務であることは想像がつく。それは高額な月給で十分報われているのではないか。5期20年知事をやれば2億5000万がポケットマネーとなる。地域の住民が汗水流して仕事をし納めた税金が、一人のオッサンのポケットマネーに。
どう考えても、矛盾している。理屈に合わない。20年良く頑張ってくれましたというご褒美としては、25万円で十分。

 環境社会学者で滋賀県知事に就任したカダユキコ氏はその点すごいね。最初から退職金要らない!と宣言している。すごいというよりも、カダ氏のような考え方、姿勢が当たり前であるべきだ。
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