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大学の偽装。。。

大学の偽装。。。

大学入試には、様々なカテゴリーがある。時期の早い順に書けば、AO入試、外部指定校推薦入試、公募制推薦入試、センター入試、一般入試。

大学の中には、付属(併設)の高校を持つ場合もある。その場合には、内部推薦入試というもう一つのカテゴリーが増える。

内部推薦入試にもバリエーションがある。

付属の高校の校長から、成績、人間性等について太鼓判を押された受験生に対し、一人ひとり丁寧に面接をする大学。中には、面接でのやりとりをビデオ撮影する大学もあるらしい。授業態度や生活態度に問題が生じてた内部推薦入学生に対し、このビデオを見せて指導するのだという。

また付属の高校から内部推薦希望者リストだけが送付され、そのまま入学を許可する大学。この場合、高校の教員が合格判定をするようなもので、大学教員は一切蚊帳の外。大学が自ら入学してほしい学生を選ぶという主体性は<放棄する>ことになるが、レベルはともかくある一定数の入学者を確保できるという大きなメリットがある。

大学の偽装は、推薦入試の定員数の中に、この内部推薦者の数を組み込んでしまう場合に発生する。

受験生は、推薦入試の定員を額面どおりに受け取るだろう。しかし、この定員の中には、既に付属の高校から内部推薦を受けて合格の切符、チケットをもらっている高校生が含まれるいる場合があるということだ。

数字のトリックに、気をつけよう。

もちろん良心的な大学も多い。そうでない場合もある。受験前に良く吟味することが必要不可欠だ。

なお、我がTKU大学(とっても気がきく大学)には、付属高校(併設高校)はない。従って上記のような問題は発生しない。
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