『ケアとジェンダーの比較福祉社会学』年内発刊切望中!!『東アジアの高齢者ケア:韓国・台湾のチャレンジ』絶賛販売中!
大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
スウェーデンの中心で何を叫ぶ!
スウェーデン・デンマークを出張する度に、
スウェーデン人の皆様、デンマーク人の皆様の優しさに感動する。
外国の人々から受ける優しさと思いやりを、私も日本においてもっと示すことができたらと自己反省する。
毎回、温かい気持ちになって帰国するのであるが、今回一つだけ、怒髪天を衝く出来事があった。
それは、
ヨーテボリからコペンハーゲンに向かうX2000というスウェーデン版新幹線での移動中の出来事であった。
X2000には、「携帯電話禁止ゾーン座席」が用意されている。基本的には、車内携帯自由なのだが、この、「携帯電話禁止ゾーン座席」には、携帯だめよ!のマークが張ってあるので、すぐ分かる。20座席ぐらいが、ゾーンとして囲ってある。
3時間半の瞑想の旅。
をするために、このゾーンの切符を買ったのだ(正確には買ってもらったのだ)。
ところが、
驚くことに、
1時間を過ぎたあたりから、イケシャーシャーと
禁止ゾーンで携帯する女性がいるではないか。
30代半ばぐらいか。
いくら電話すると言っても30分ぐらいで終わるかと思いきや、ガッハッハ、ギッホッホと大声でけたたましく笑いながら、
1時間も電話し続けている。
瞑想どころではない。精神が迷走しそうになった。
そのゾーンには10名ほど女性客が乗っていたが、皆さん上品で注意する気配もない。
車掌も最初に1回切符のチェックに来ただけで、車内巡回もしない。
頭にきた私は、スウェーデンにいることを忘れ(ちょっと忘我状態?)、
「おい、そこの、携帯うるさいぞ!出て行け」と日本語で叫んだ。
その私の怒鳴り声に、上品な女性の皆さんは驚き、私を見た。恥ずかしさのあまり、私はトイレに駆け込んだ。
その問題のスウェーデン人女性は全く、私の叫び声を気にもとめず、携帯しまくっている。
30分後(頭の中で英作文するのに何と30分消費した)、
「ここは、マークが示すように、携帯を使ってはいけない場所です。まだ携帯を続けるのなら、席を移動しなさい!」と、ソイツの前まで行って、上品にゆっくり英語で注意した。
ソイツは、視線を私に向けることなく、窓を見ながら、私の注意も無視して、携帯をし続けている。
本当にがっかりだ。
車掌を呼ぼうにもどこにいるのか分からない。
もうギブアップ。。。
ソイツは、その後も携帯し続け、何とルンド駅で降りた。ルンドと言えば、ウプサラ同様、大学街として有名だ。
あの女性は、ルンド大学の学生か?一般市民か?もしかして、同業者か?
その後は、おかげさまで、ルンドからコペンハーゲンまでは、瞑想することができた。