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もう一つの無茶ぶり学会

定番となったソウルの無茶ぶり学会の話ではない。

もう一つの無茶ぶり学会に悩んでいる。

 

東アジア日本研究者協議会という、途轍もなく大きな

学術ネットワーク。

パネル(ラウンドテーブル、ワークショップと同義)が

40を超える。

 

文学を含め、あらゆる文化系、社会系の分野のテーマについて

日本、韓国、中国の研究者が7人程度で集うパネル。

そのうち発表者が4名程度で、討論者が3名。

 

多くのパネルの中で高齢者関係のパネルが2つ。

その2つのパネルに参加して、コメントする。

1つは中国の大学教授の発表。

1つは韓国に留学している若手研究者の発表。

 

だが本番前、2週間を切っているのに、二人の発表原稿が

届かない。

中国の大学教授が日本語でパワーポイントを作成るはずもなく、

英語だろう。

もう一人は、私にコメンテーターを依頼してきた若手

研究者。

こちらは日本語のはずだが、まだ届かない。

 

この学会。参加者が杜撰でもある。

総勢160名程度の研究発表があるが、そのうち80名が

 

研究発表のテーマを明らかにしていない。

事務局にメールしていないのだ。

 

だからプログラムができないと事務局も怒っている。

無茶ぶりにして杜撰なアカデミックミーティング。

 

最も大きな落胆は、学会員でない私のようなコメンテーター

にも、<無償労働>を強いることだ。

 

学会に騙された。

 

普通は、学会の責任ある立場の人がオファーしてくるが、

今回は、あるパネルの若手研究者からの依頼であり、

責任者が誰なのか皆目分からない。

 

ここで、適応戦略。

1週間前ぐらいに送られてくるであろう2人の発表資料は

読まず、

発表を聞いて<その場の思い付きで>コメントする。

 

こんなテキトーな学会初めてだが、そして最後だが、

年賀状のネタになるので、テキトーにやっておこう。

 

 

 

 

 

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