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大学時代のゼミの先生

大学時代、理論社会学のゼミと漁村社会学のゼミに所属していた。

どちらからも単位を取得できるシステム。

 

3年次のゼミを抜け出し、違うゼミに4年次に入ることも可能であった。

私は2つのゼミとも<継続>した。

 

漁村社会学のゼミの先生は、高齢であったので、卒後しばらくしてから

お亡くなりになった。

 

理論社会学のゼミの先生には、在学中から年賀状を送り、今でも毎年

年賀状を出している。

 

そのゼミの先生はユニーク過ぎた。

ゼミ生が発表する時、ほぼ毎回<爆睡していた>

近くにいるゼミ生から指摘されて起きる始末。

 

全てにおいて緩い時代。

 

コンパの際には、酔っぱらったゼミ生から、よく

<コズカレテ>いた。

先生、どうしてボクの発表を真面目に聞いてくれないんですか、と。

 

ユニーク過ぎるゼミの先生は、結婚後、年賀状の宛名や添え書きを

全て<配偶者>に任せていた。

 

その先生は、個性的なマル文字。

これまで、35年間、マル文字の年賀状をいただいたことがない。

 

年賀状は全て奥様がこの35年間、頑張っていらっしゃてきたのだと思う。

 

今年の年賀状で、初めてゼミの先生が<宛名>をお書きになった。

相変わらずのマル文字だが、高齢のため(おそらく78歳)随分変わっている。

 

ツッコミどころ満載の先生だが、何故か憎めない先生。

 

30歳近くになってご自宅に遊びに行ったが、退職し落ち着いたら、

京都まで遊びに行こうと思う。

 

 

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