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スウェーデンのドクター宮川先生の記事を読んだ。

宮川先生の存在は、医療経済研究機構の機関誌で知った。

今から10年ぐらい前か。

 

3回に分けて連載されたその記事は、スウェーデンの医療について詳しく紹介されていた。

実に興味深い。

 

早速医療経済研究機構の知り合いに、宮川先生のメアドを知りたーい!とメールした。

フットワークが良く頭の回転も速いその知り合いは、宮川先生に連絡してくれた。

 

その翌年に、スウェーデンカロリンス病院の泌尿器科・宮川先生を訪ねた。

お仕事でお忙しい中、1階のカフェで、1時間ほどインタビューさせていただいた。

 

だいたい最後に2ショットの写真を撮らせていただくのだが、ご多忙なのは分かっていたので

我慢した。

 

その後、宮川先生にはお会いしていないが、彼女のFBでは記事を熱心に読んでいる。

 

彼女がスウェーデンの新型コロナウイルスについて語っている記事を発見したのは10日ぐらい前。

やっと、昨日、落ち着いて読むことが出来た。

 

彼女がすこぶる尊敬できるのは、スウェーデン医療の光と問題点、コロナ対策の光と問題点の

両面を分かりやすく示してくれる点。

医療の特性に関しては、何となく理解できていたが、

 

ICUと高齢者治療に関しては、初耳の話が多かった。彼女の説明では、ICUのベッドの数に関わらず、

80歳以上で基礎疾患がある場合には、ICUでの治療は行わない。

80歳より若くても既往歴次第では、ICUでの治療は行わない。

医療資源の適切な運用をし、医療崩壊をさせないというのが大目標。

 

コロナ対策医療として、年齢と病歴で<トリアージ>が行われているという事実に驚くし、

コロナウイルス発生以前から、このトリアージが行われているという事実に、2度驚く。

 

スウェーデンでは、高齢者介護施設での死者が多く、また移民者の死者が多い。

スウェーデンも日本も高齢者介護施設での死者をカウントしているが、カウントしていない国もあり、

比較は難しいと。

 

なるほど。

さすが、宮川先生。

 

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