La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

聖母グアダルーペのお祝い

2023年12月14日 | メキシコ 日常生活

えーと、説明するの面倒くさいんで端折りますが、メキシコにはマリア様じゃなくてグアダルーペ様という聖母の信仰がある。他にも聖人や護り神?のお祭りなんかもあるが、だいたいミサがあって神輿が出て住民が一緒に行進したりする。

現場の親方に、自宅でペレグリノなる催しをすると呼ばれたので行ってきた。ペレグリノは巡礼という意味の言葉だが、ここでは信者がどこかに行くんじゃなくて一連の行事のことを指すんだと思う。

 5時から身内での礼拝?

礼拝というか、一族のお嫁さんのうち2人が音頭をとって歌を歌ったり何か唱えたり。広い敷地内に新しく作った寝室棟の前のテラスに、祭壇を作って椅子をいっぱい並べてある。

 だんだん暗くなる。

 終わったらご飯が出た。

よく晩ご飯に食べるスパゲティ・ロホ(チーズソーストマトクリーム味)、ハムサンド、ひき肉バーガーと、チョコプリンが挟まったケーキ。ジャンクみたいな組み合わせだが、例によって味はいい。夜にしっかり食べる日本人には量が足りないw。これをだんだん増えてくる参加者に、親方一家の息子&嫁たちが順に運んでいた。

 マリアッチによる献歌。

 親方一家とマリアッチ。

 続いてバンダによる献歌。

えー、マリアッチというメキシコならではの音楽グループは大体5、6人ですが、バンダは吹奏楽の20人くらいのグループです。マリアッチは観光地で流しをしたり、結婚式などのイベントに呼ばれたりする。バンダには昔でいう芸能界?で活躍するグループもいる。両方ともクラッシックなメキシコ歌謡というか、愛だのどうなのという歌がほとんどで、歌によっては日本のムード演歌?によく似ている。音楽に疎いのですみません、興味あったらググってください。

彼らが、参加者でなく祭壇に向かって、おそらくルペ様系の歌を歌った。バンダのほうは、その後参加者へ向きを変えて演奏。普通メキシコではダンス合戦になるんだが、なんとこの一族で踊ったのはイピル(民族服)姿の婆さまと彼女に付き添う嫁の1人だけであった。マヤ人ってシャイなんです。もちろんニホンジンも踊らない。

  踊らないが、音楽は楽しむ。

楽しむが、正面の席に座っていたためトランペットの音量に疲れて、敷地入口辺りまで移動(後退)。入ってすぐの大きい木にクリスマスの飾り付け。

 その婆さまの家。

婆さまにわらわの祭壇を見よと連れられて、一番大きなマヤの家へ。この記事で紹介している家。赤青緑の光が登っていくイルミネーションの現代商業チックさと、マヤのウアノ葺きの屋根に映るそれらの光の謎文明感で、頭がくらくらした。クリスマスが終わる1月6日に何かまたイベントをするから来いと言われた。

 夜のマヤの村。

写真が下手で申し訳ないが、その辺の木や周囲の茅葺き屋根や物干し紐などが月に照らされて、ああ、マヤの村なんだなぁという感じ。バンダが帰った後、だんだん人が減って、身内だけになってきたのでおいとました。楽しかった。



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