【4/22の作業】2階屋根仕上げ、配管
昨日(21日)、浄化槽掘りに来ていた面子に「他の現場に行ってるのを知ると、無視か後回しされているように感じる」と悲しそうに言っておいた。本音は「何も言わないと思って別の客ばっかり優先するな💢」なんだが、ここは、メキシコ人落としの王道である「助けてアミーゴ、頼むよ」式でなければならない。
その結果、本日(22日)は朝からフルメンバー。浄化槽チーム以外は2階の屋根廻りをガッツリ、親方にもしっかり伝わったようで、設備屋も来た。よしよし。
彼はメキシコ人には珍しく無口で、黙々と作業を進める。そして、ユカタン人には珍しく太ってない。バイクじゃなくて自転車通勤だが、タバコを吸う点も珍しい。工事に関係ないけど。
ちょうど確認できた。ゴテロを作れば雨水が壁を伝わないのは当然なんだが、どんな感じかな、と。拡大して木の幹のあたりに見える白い点々がしずくです。屋根自体が微妙に傾いてるようで、赤丸の部分に集中してしずくが垂れているが、壁を伝わないことは確認できたので良しとする。
金属たわしみたいなコテで表面を均す。今日も気温は40℃超えで、屋根の上はマジで暑い。
途中で帰ってきたが、おそらく今日中にマシヤを塗り終えて、2階の屋根は完成している。続いて防水塗料を塗りたいが、とにかく親方がこれで問題ないと言うのと、相棒も今年の雨季に様子を見てからでいいと言うので、そうする。塗るなら最初から塗っといた方がいいに決まってるんだが、なんというか、中で雨漏りしなければ、ここの日差しの強さで(日本の梅雨と違って雨季でも一日中は降ることはない)濡れたり乾いたりの繰り返しである程度はもつのかもしれない。
吹き抜けってほどの吹き抜けじゃないが、階段の明かり取りのために2階の壁を低くしたところの、余分な鉄筋を切る。
風呂の外に浄化槽があって、せっかく日本式の風呂にするんでそのあたりに箱庭を作る。浄化槽の蓋とメタンガス逃しのパイプを隠すのと、道からの目隠しも兼ねる。
それから、浄化槽からの匂いの逆流を防ぐため(海辺の家では排水トラップに難があり、少し匂ってきていた)と、将来風呂桶の排水だけ浄化槽に入れないようにしようと考えたときのために、家から浄化槽に入る下水管を2本に分ける。こういう予防的措置っていうのは、問題があったらそのとき直すメキシコ人には、本当に通じにくい。分かった分かったと言っても間違える。家の中の下水管のどれがどれに繋がってどう…とか、彼らにとってはちょっと複雑なので、親方だけでなく設備屋にも説明する。
上の写真は、家の外に出る下水管を通す穴を探しているとこ。
基礎工事のときに3ヶ所開けておいたんだが、風呂場から出るのは、電気の配線を通すときにすぐ見つかっていた。玄関脇のトイレのは、山積みの礫岩を掘ったら顔を出した。もう一つ、キッチンから出す穴が見つからない。おそらく、露出基礎が可愛く見えるように表面を整えたとき(この記事の6枚目の写真)埋めてしまったんだと思う。家の中からと外からの両方掘っても見つからなかったので、2時間後、諦めて新たに穴を開けた。地震がないからできる技。
縦管用に穴も開ける。
風呂場の写真の右奥にあるトイレなんだが、その排水管を風呂場の排水管には繋げない。やっぱり親方は前に説明したのを忘れていた。本当に、設備屋さんに直接説明できてよかった。
親方も設備屋も、ガイジンの家だというので洗濯機は冷水温水の両方、そして乾燥機も使うと思っていたらしい。こんな暑いところで温水はいらないし、こんな広い敷地に住む引退怠け者である我々には乾燥機もいらない。
とにかく、前の家に住んでみて分かったことを、どうすればメキシコで解決できるかすべて考え抜いた家なんで、今度こそ日本人の感覚で「普通に問題ない」家にする。そのためには庭の作業も一旦止めて、彼らに張り付いて間違いのないように監視するw。
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