La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

配線工事

2024年05月04日 | 設備/外構/庭

【4/27〜5/3の作業】 電気配線

 

えー、この間、電気屋(こちらでは水道工事も同じ人たち)が家族がどうとかで来られない日が数日、それが終わらないと床スラブが打てないということで作業員は別現場へ。確かに床スラブは打てないが、まだ車庫上の庇とか色違いの壁とかアレコレしなくてはならない作業はあるはずなんだが、来ない。

アレコレについて親方は、小さいこと、すぐ終わると言うが、それが溜まると結構な作業量になる。が、そういうことを指摘すると気分を悪くされるので言わない。こっちはストレスが溜まる。なんというか、Lさんが連れてきたチームと違って、基礎・ブロック積み・コンクリ打ち以外の工程はやり甲斐が薄いのかもしれない

この辺ではブロックを積んだだけの家も多く、ちゃんとした家も金が溜まるたびに少しずつ造ってもらうというやり方が多い。うちみたいな新築ドーンという発注はほとんどない。そうかと思ってた近所の新築工事も、なぜか途中で止まっている。細かいところまで気を抜かずに造り上げて竣工引き渡し!って感覚がないのかも。

 ようやく来た。 

うちに関しては、とにかく設備が来なければ話にならないのは事実で、とにかく来た。機器やコンセントやスイッチの位置がことごとく違っていて、前にも一回そう伝えてあったんだが、再度正しい位置の確認をする。親方グループがまぁその辺…という位置に配線管を出してあるが、「正確な位置は後で…」と言ったまま内壁の仕上げをしてしまったせい。言わなかったら絶対にそのまま付けてたと思う。

 正しい位置に扇風機。

位置だけでなく、スイッチの数もおかしかった。このおじさんと親方と一緒に買いに行ったんだが、どうも数が合わない。親方に電気関係の図面は渡してあったんだが、2人が買おうとしていた数がやたら多い。

 その理由。

借家のスイッチ兼コンセント。スイッチがあるパネルには必ずコンセントがある。コンセントだけのパネルも、すべて3つも付いているタイプ。「この機器のスイッチはここ」とか「これはこことここでツーウェイ」とかは指定してあったが、まぁコンセントは何も言わなければ2つのパネルだろうと思っていたのが大違い。我々が図面で指定したスイッチにもコンセント、我々が指定したコンセント(2個想定)にももう1個コンセントをつけようとしていた。

この辺の家では全部こういう感じらしい。家は狭い(マヤの家なんかもっと狭い)が、家族は多くてみんな携帯のヘビーユーザーなので、コンセントはなるべく多く!ということらしい。そんなにいらないし、このスイッチと一緒のパネルは鈍臭いのでやめてくれと言ってあったんだが、忘れられていた。正しい数にしたら2千ペソ安かったw。

 

それから、まだマヤの家が半分ほど残っている村なので、天吊型の扇風機はほとんど使われていない。役場とか保健所ぐらい。隣村にも売ってないので、メリダまで行って買ってあった。

 間違った穴も開いたまま。

どうするんだよと思うが、そっち(親方チームの仕事)はもう放っておく。箱に入っていたパーツだけで取り付けていて吊り方に不安があったので、口を出した。長年使っている(ブンブン回っている)うちにバランスが悪くなったり、下手するとネジが緩んだりするので。おそらく、付けたことがほとんどないのだと思われる。

 コンセントなど。

こちらも全部、正確な位置を再確認(指示)する。まったくトンチンカンだったところは、我々が変更したのでなく、親方チームが間違えていたのだと言っておく。微妙にずれているところは、絶対に「細かいなぁ」と思っていると思う。

 ダメでしょ。

左が傾いている。実はこの件について、昔はメキシコ人はいい加減だと思っていたが、確かにそれもあるが、おそらく彼らにとってまっすぐとか直角とかちゃんと並んでいるとかいうことは重要でない。なんというか、例えば角度でいうと、30度、60度、80度、85、86…ときて90度はたんなる一度ずつの通過点でしかない。90度=直角も、91度も同じように重要でないというか。水平、平行なども同様。多分、文化的なもので、デザイン自由度の高いもの、例えば刺繍の民芸品とかなんかは、クリエイティブだと外人にも日本人にも人気です。

躯体工事のときは「ここは地震がないんだから、彼らがいいって言うならいいんだろう」って感じだったが、目に入るものは話が別だ。位置は細かく言うが傾きとなると、自分が現場監督でもない限り、管理しきれない。何か故障して付け直す時にでも直す。

 便器到着。

扇風機と同様、メリダにある設備関連の大きな店で買ってきた。便器なんか隣村の店でも売ってるが、商品ラインアップが違うので寄ってみたら、特売品でいいのがあったので。ついでにこれ!

 ウォシュレット。

一時、その店の外壁に大きな看板があったが、別の日に行ったらもう扱ってないと言われて諦めていた。それがなんと展示品の一つに付いていた。リクシルの米国子会社かなんかの製品らしい。これまでは日本の100均で買った「ペットボトルにつけるやつ」を使っていたが、これで快適なお尻生活!

メリダ中でなんと在庫はたったの2個であった。トイレは2ヶ所あるが、ちゃんと壊れないで動くか心配なので、まずは1個だけ買った。便器と一緒に配送を頼んだが手違いがあって、翌週の便(南部の村への配送は週1回だけ)で来た。問題だらけだが、ここはメキシコの僻地州のさらに僻地。この程度で怒ってはいられない。



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