村の友だちに枝を3本もらったのを挿し木したが、最後の一本(一番大きかったやつ)も枯れてしまった。内陸で土もいい州南部からじゃなくて村の木だったら大丈夫かと思ったが、彼が住んでいるのは村の中心部でうちほど潮風が直撃しない。ラグーンに近いので土も多少違うと思う(うちは貝殻混じりの砂)。
メリダの自宅では増えて増えて困ると言ってたのに、こちらもこんな調子でてっぺんから出る新しい葉以外、いつもすぐ枯れる。ここも、多少はうちが風よけになるとはいえ風通し自体はいいところで、やっぱり潮風が直撃する。
今見たら、チャヤの枝をもらったのは、去年の4月であった。去年中に2本枯れて、残った1本で葉が小さいまま育たなくなったのが今年の春。蟻対策、イグアナ対策といろいろしたけどダメだった。残念。相棒は、また機会があったらもらってきて、改良した土を入れた植木鉢で再度トライすると言っている。
うちの斜向かいの空き地というかジャングルで、「村中を回って採ってもよさそうなところで採る」人たちがときどき回ってくる。彼らにとっては赤の他人の土地なんだが、放ってある土地なんだから構わない。ピックアップじゃなくて歩いてきたのでそうと気付かず、むむっ泥棒の下調べか?と見ていたら、前にも来たお兄ちゃんたちだった。毎回「ジャングルだから、いいよね?いいよね?」と許可をもらいたがるんだが、我々にとっても赤の他人の土地(放ってあって、地主を見たことがない)である。「我々は何も言いません」と答えるものの、周りをうろちょろして、彼らが採った実のおこぼれをもらう。
引退外人の中には、文句を言う人がいる。ジャングルでも誰かの土地なのにという理屈だが、最近住み始めた移住組には、鬼の首を取ったように外人グループで報告する人もいる。
でもだいたい古参に「ここはメキシコなんだから我々は黙っているべき」とか、「それで村の経済が回ってるんだから」とか、「彼らがいなかったらヤシの木の手入れに金を払わなければならない」とか総攻撃に遭う。そのとおりだが、うちは窓に鉄格子を入れてないので、ハリケーンのときあの重い実が飛んでこないようにどんどん採ってもらったほうがいいのである。
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続いて、ユカタンに生息する動物について。
これは内陸部の村だが、プログレソの東側のちょっと内陸寄りのところにもいる。ハナグマ注意の道路標識もある。
ハナグマは、スペイン語ではテホンで、あとピソテとも呼ばれるが、ここではモノ(猿)と言う人が結構いる。ハナグマは作物を荒らすので嫌われていて、それはユカタン内では一般常識なんだが、もぐらというかネズミみたいな動物ですごく似ているのがいて、そちらはどちらかというと獲ったり殺したりしてはいけないらしい。理由はおそらく絶滅危惧関連。区別をするために、そのネズミは「キツネ」、ハナグマは「サル」と呼び分けるらしい。
メリダ人が「赤ちゃんハナグマ、可愛い」と騒ぎ、それに対して「作物を荒らすサルをペットにするとは何事だ」などなど、FB で議論を呼んでいた。
エビを1キロ買ったら混ざっていた。
ビーチで見つかって、エコ警察がレスキューした。獣医のところへ連れていって、そのあとは「リハビリ」だという。まぁ、専門家がいるんだろうけど、リハビリってどうやってするのか興味ある。
よく見ると、この板、よくできている。亀専門の担架だろうか。重そう。
相棒が蟻避け/イグアナ避けを作ったところ
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