えー、今年も死者の日がやってまいりました。メキシコ外での情報もたくさん目にするようになって、ますます知名度が上がってきた気がする。
まずは、今年新たに知った、ユカタンの(メキシコの他地域とは違う)死者の日のご紹介。
真ん中に亡くなった人の写真を入れるタイプもある。グアテマラ文化を継承しているという。知らなかった。確か、国境接してる。
前から思ってたんだが、ここは造花(昔は香港フラワーといった)に対して、安っぽさや微妙な蔑みみたいなのを感じる人がいない。前に生花クラスをしたときも、枯れないからいいといって持ってきた子がいた。(c) Sonetos andantes de la vida y cultura
同じくカンペチェのPomuch 村には、墓から遺体というか死体を出して骨などを洗い、死者の日のあいだ飾るという風習がある。それで有名なんだが、ガイコツ行進(007で出てきたメキシコシティーのが一番「メキシコっぽい」)も、一味違う。(c) Ricardo Alberto Paz Leal
これは調べたけどよくわからなかった。ゆっくりな雨乞い踊りみたいな動き。他で見たことないので、もしかすると文化継承目的で活動しているこのグループだけなのかもしれない。謎。(c) Culturales Mérida
オレンジの花とかがい骨人形とは無縁。日本の盆棚に近い。緑の部分はバナナの葉。
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それでは、2度目となる今年、また土中焼きにトライしたのでご報告。(詳しい工程はこちら。去年の様子はこちら。)
お隣さんが切り倒したカラマツの丸太を乾燥させておく。この時期は本当に雨が多いので、天気予報とにらめっこしなければならない。実際、ハリケーン接近で土中焼き自体を1日ずらした。
去年はお隣さんがメリダの自宅に生えている木から持ってきてくれた。今年は、プログレソで購入。売られているのはだいたいこの量! 大きい葉っぱが3枚入っている。
ここから当日の作業。
汚れを取って、いい大きさに切る。筋も結くのに使う。
去年は市場で見つからず、入れなかった。今年はゲット。切った後の写真ですみません。こちらもユカタンの唐辛子で、辛さはハバネロといい勝負だが、他の味が強いチリやハバネロのように独特の味がない。いや、ないってことはなくて微〜かにハバネロっぽい味がするんだけど、結構使い勝手がいいかも。
みんながピブを作るため11月の1日(ピブを作る日)には店頭にはないということを去年知ったので、今年は前もって肉屋で買っておいた。バナナの葉同様、タマル(タマレス)を手作りする人なんかだと、常備しているんじゃなかろうか。
えー、ずいぶん端折りましたね。ほとんど備忘録だな。実際、細かい部分はずいぶん忘れているもんで、懐かしい感覚だ…と思ったら会社の決算処理だった(爆)
繰り返しになりますが、詳しい工程はこちら、去年の一連の作業の様子はこちらです。
そういう気はしていたが知り合いの料理人曰く、やはりオーブンでないと、目標とする表面カリっと中はしっとり(日本人はこれが好きだなw)な食感は難しいらしい。はっきり言って料理をしているというより伝統行事の一片を体験しているだけなので、そこの追求は限界があることを承知の上で続けるしかなかろう。ただ、中に入れる肉を塩熟成させるというレシピを見つけたので、来年はそれをやってみたい。
チリ・シュカティクは、何も主張しない純粋な辛さがよかった。半分入れたんだが、丸ごと一個でよかったかも。
ユカタンの死者の日に欠かせない伝統料理『 ピブ 』徹底解説。【Mexico・海外移住生活】
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