「弥縫(びほう)」という言葉があります。「弥」は「満(完全にする)」という意味で、完全にしてつくろう(繕う)。「縫」と合わせて、失敗・欠点などをとりつくろって、一時的に間に合わせること、という意味になりますね。だから、メモとして書きとめたものを「弥縫録」なんて名前を付けたりするようです。 ほころび(綻び)を繕うことではなかったんですね。ただの間に合わせという意味だった。今の政府の対応は、裏金体質 . . . 本文を読む
2050年には6位、2075年には12位になるそうです。そもそもこの基準で何位だったから騒いで、3位に転落したから嘆いたなんて、そんなの実感がありません。 そもそも世界3位のGDP(国内総生産)って、そんなにすごい規準なんだろうか? いや、私たちの住む土地は、これから何を「売り」にしてやっていくんだろう。何もかもみんなが見えてない気がしますね。 すべてを放棄して、政治・経済の両面からズタズタで、 . . . 本文を読む
郵便の封書が110円になるという。いつからだろう。まあ、近いうちのことのようです。世の中、何もかも値上げしているのだから、郵便だって値上げしてもいい。そんなのはわかっています。何も今さら言う必要はないでしょう。 でも、110円に値上げして、ちゃんと経営が安定するのか、またしばらくしたら、封書は130円にしてくださいとか、いやいや一気に150円でどうでしょう、なんていうことになりかねなくて、暗澹た . . . 本文を読む
今、この国でエラそうにしている人たちは、その地位にたどり着くまでは、努力されたと思いますけど、そのあとはどれだけ若い人たちにいい社会を作ろうとしたのか、私は不安になります。私は、とりあえず仕事をして来ましたが、若い人たちと協力してというよりも、若い人たちがやりやすいようにと思いは行動してきた、という感じです。何だか頼りないオッサンだなと思われてただろうし、いい加減だったのです。でも、気持ちは若い人 . . . 本文を読む
人として生まれてきたからには、いろんな人に出会わなきゃダメだと思っていました。 今、くたびれたオッサンになってしまって、誰かに声をかけることはものすごくハードルが高くなっています。 うちの奥さんにでさえ、向こうが気づかなければ、いつ声をかけよう、このまま知らんぷりしてついて行こうか、それとも出会ったふりするか。彼女が不安でいるのか、何かに集中しているのか、そんなこともわからなくて、自分のペースで . . . 本文を読む
昔、高校野球の帝京高校の芝草投手というピッチャーがいました。プロではファイターズに入ったんでしたっけ? お名前は、「宇宙」と書いて「ひろし」と読むんでしたね。わりと衝撃的でした。こんなことができるんだ、と驚いていたはずです。 当て字としては面白いけど、世の中はこんな風に自由に字を当て、好きなように読ませてよくなったのかなと意識改革を迫られたようでした。何年くらい前の人だったかな? かなり昔ですね . . . 本文を読む
いつも見ているNHK-BSの「こころ旅」という番組では、子どもの頃に遊んだ神社の森とか、川遊びしたところとか、思い出につながる場所に私たちも一緒に連れて行ってもらいます。 そうした目的地の中でも、子どもの時代を過ごした小学校が廃校になってとか、すでに廃校になって石碑があるだけですとか、手紙の送り主の方たちの小い頃の〈思い出の〉学び舎に何度も連れて行ってもらいました。 たぶん、この何十年かはものす . . . 本文を読む
しあわせは、愛がある関係の中でゆったりと日々を過ごせることです。お金も要らない。海外旅行も行けない(行けるといいんだけど)。高級車も要らない。大きなおうちも要らない。要らないものばかりあっても、そんなの役には立ちません。 のんびり平和に暮らして、たまに面白いことがあって時間を忘れて、あとは何となくボンヤリと、これということもなしに生きていく。それでしあわせなんだろうな。 そんなに長い時間ではない . . . 本文を読む
今、大阪の母に電話してみました。夕方には行くから、それで台風が来るから月曜には帰るよ、と伝えました。何だか不満そうでした。もっといたらいいのにという感じです。 でも、15日は台風が来て交通機関も混乱するんじゃないかな、だから月曜には三重に戻ろうなんて思うのですが、少しでもお盆期間を過ごしてほしいという母の願いみたいなものかな。 それもそうなんだけど、大阪ではすることもないし、昼間は寝転がってテレ . . . 本文を読む
世の中、改革なんて言われると、何だかステキなことが起こりそうな気分や空気になります。改革によって世の中が変わるなんて、そんなのは幻想です。というか、詐欺みたいなもんでしょう。「改革する」という人は、真っ先に自分の利益を考えているはずです。 そもそも何を改革しなきゃいけないのか、なぜ改革なのか、あまり議論はされません。人々は「改革論者」の話なんか聞いている余裕はありません。そんなのはすぐに忘れてし . . . 本文を読む
もう毎日は、本当は新しいはずだし、いろいろとその日を生きる人間には大切な瞬間なのに、ニュースで流れてくるものは、もう既視感ばかりで、 「お前は、ニュースに何を求めているんだ。ニュースというのは、現状維持が続くんだよ、というのを伝えるためのもので、新しい動きなんて一切ないし、政治とか、経済とかに夢を抱いたって、それらはすべてうたかただし、信じられるものは一切ない。ニュースのあれこれを期待せず、まわ . . . 本文を読む
私たちの住んでいるくにでは、自らの命を絶つ人がたくさんいます。いろんな事情があるのだろうけれど、それを止めようとか、何とかしようという声はありますが、具体的には何をしたらいいのか……。 とりあえず、相談するところをあちらこちら、いろんなチャンネルを使って、防止しようとする仕組みは作られています。でも、若い人も、中堅層も、お年寄りも、みんなが今の世の中に希望が持てなくな . . . 本文を読む
昨日の選挙の結果が出ました。神奈川県知事に当選したK某氏は、フジテレビで昔活躍した人でした。どこかで見たことがありましたけど、どんな人であったのか、はっきりしませんでした。与党から出たわけではないようでしたが、意外なところで彼の素顔(?)を教えてもらいました。 詳しいことや、真実はわかりません。それに、彼のことなんて、あまり知りたくありません。ネットにおいては、彼は不倫をかなり昔にしていたとか、 . . . 本文を読む
全国的に選挙が行われているようです。私たちは、どんな気持ちで今日という日を迎えたらいいのでしょうか。 知事・市長・市議会議員などを選ぶのであれば、世の中的には盛り上がったでしょう。だから、地域によっては厳しい選挙・伯仲の選挙があるはずです。 でも、先ほど9時過ぎに私が出かけたところでは、いつもならもう少し「選挙に来たよ!」という顔がたくさん行ったり来たりしているし、駐車場も次から次という状態なの . . . 本文を読む
今回のロシアによるウクライナ侵略、それは伝統的な侵略の方法でおこなわれました。露骨でズサンな方法ではあるけれど、帝国主義的な、独裁国家ではよくやる手口だったのかもしれません。 侵略する相手のところに自国の手先を送り込み、相手の国の不安要素を広げ、いつでも侵略できるようにするのです。ウクライナ東部にどれくらいのロシア系住民が住んでいて、そこにどれくらいのロシア系の人たちが送り込まれたのか、地続きな . . . 本文を読む