2050年には6位、2075年には12位になるそうです。そもそもこの基準で何位だったから騒いで、3位に転落したから嘆いたなんて、そんなの実感がありません。
そもそも世界3位のGDP(国内総生産)って、そんなにすごい規準なんだろうか? いや、私たちの住む土地は、これから何を「売り」にしてやっていくんだろう。何もかもみんなが見えてない気がしますね。
すべてを放棄して、政治・経済の両面からズタズタで、このまま転落するしかないですよね? 私はある程度は、それでいいと思うんだけど、生活スタイルを守って、どれだけやっていくのかなあ。方策は必要だな。
12.24の朝日新聞に、佐藤武嗣(たけつぐ)という記者の方が書いておられます。
日本の財政はどうか。国の借金である債務残高はGDP比約260%に膨らむ。首相は北大西洋条約機構(NATO)並みの防衛費「GDP比2%」を掲げるが、日本の債務残高は「主要7か国のみならず、その他の諸外国と比べても突出した水準」(財務省)で、NATOと比較するまでもなく、世界最悪水準だ。
いくら国の財政赤字を訴えても、みんなが無関心だから、なかなか話題にならないけれど、突出した赤字大国ではあるらしい。誰かこれを解消させるプランを持ち、提言している人、どこかにいないのだろうか。たぶん、いないんでしょうね。私は、これでいいとは思わないんですけど、誰も何ともしてくれません。
日本の経済・産業を先導した「技術立国」も色あせ、一時は世界を席巻し、「産業のコメ」と言われた、半導体も世界シェアは約1割に落ち込み、経済産業省は2年前、「将来的にはほぼ0%」と警鐘を鳴らした。
先端産業の大事な要素を私たちのこの国は、あとから追いかけてきたところにあっさりと手放してしまうところがあるようです。世界は猛然と追いかけてきて、「だったらもうやらない。新しい技術を探そう」なんて言いながら、ひとりだけガラパゴスになってしまう。世界水準にはなりたくないというのか、へそ曲がりというのか、根気がないというのか。
いま世界で求められているものって、何なんだろうね。半導体? レアメタル? 新しい金属? 私にはわからない世界ですね。
首相は当初、防衛力強化は「内容、予算、財源を三位一体で議論する」と強調したが、「規模ありき」で、防衛省幹部からも「戦略も費用対効果の吟味もない」との声が漏れる。財源の枠組みも、政権へのダメージを嫌って先送りされたままだ。
議論がめんどくさいと、「ええい、すべて国債にしてしまえ! 選挙が終わったら、消費税の税率を上げよう」なんて考えているんでしょう。
怖いくらい無責任で、ノープランだし、行き当たりばったりです。これでいいとは思わないけど(私みたいなものでも思う)、突き進むみたいです。
世界12位だっていいんです。近隣諸国と協調し、それぞれが安心して暮らせる社会であれば、世界何位でも構わない。産業界はそれではダメっていうだろうけど、それぞれの分野で世界に負けない、安定したモノづくりをしていけたら、何とかならないかな。あまりに軽く考えすぎかな。甘いものではないかな。
私たちの国、これからどうなっていくんだろう。私はやがてはいなくなりますし、これからどうなるのか、わかりませんけど、今いる政治家の人たちよりも長生きして、楽しい人生を送りたいな。最近少しのんびりしすぎて、アホになってますからね。時にはカリカリと生きていきたいな。