(今回の火山は、桜島です。もう他に火山の写真データないかもしれないな)
「火」のつく漢字の勉強をしてから、「火」と「灬」と他の文字との組み合わせを追いかけていましたけど、それぞれいろんなものを組み合わさっています。なかなか理屈では説明できないですね。そういう文字だよと言われても、どうして? と、疑問がわいて、素直にのみ込めないことが多いのです。
まあ、簡体字とか、当用漢字とか、略字に俗字、いろいろあって、難しいのは確かですね。それがまあ、面白いところなのだから、せいぜい書いていくしかないのかな。手書きを復活させなくちゃ! と思いつつ、キーボードに頼ってますね[反省しきり]
11「火」と「禾(カ・のぎへん、イネのこと)」って? 本字は「秌(シュウ)」というのがあって、古字では「穐(シュウ)」というのもある。そして今は「秋」なんだそうで、いねの実りをあつめる(蒐)というのが、この文字だけど、「禾」が「のぎ(穀物の穂先にある毛)」という意味で使うのは日本オリジナルなんだそうです。中国では穂の垂れた形を文字にしたし、そういう意味で使われているそうです。
12「火」と「巨(キョ・かかげるという意味)」だと、意味が分かりませんね。あまり私たちの生活に縁がなさそうです。ただひとつだけ、炬燵(こたつ)という熟語で見ることができるようです。知らない間に見ているでしょうか。
13「火」と「林」、これは火で林を焼く、焚火(たきびの「たく」)でした。音読みは、あまり見るチャンスはないけど、「焚書坑儒(フンショコウジュ)」という秦の始皇帝の思想統制政策の四字熟語がありましたね。
14「火」と「某(バイ、黒いという意味)」が組み合わさると、「煤」(バイ)で、火から出てしまうすすのことでした。「煤煙」(バイエン)くらいでしか見ないですね。
15「火」と「然(ゼン・ネン)」は、「然」だけでももえるという意味ですけど、漢字も「燃」です。当たり前すぎて、おもしろくないですね。
次はどうかな?
16「火」と「厂(カン・崖を意味するそうです)」そして、元の字はもう少し違う形ではあったんだけど、簡略化されて「灰」(ハイ、火の燃えたあと)という漢字になりました。当たり前ですね。
17「火」と「皇」(コウ、王様の上に光が降り注いでいる様子を表わす)が組み合わさると、「煌」(かがやく・きらめく)というそのままの意味になりました。
割とストレートな組み合わせで漢字を作っていますね。あまりに単純すぎるから、工夫する必要がなかったんでしょうか。
18「火」と「閒」(カン、乱れる、煮崩れる)で、「爛熟」(ランジュク)、「爛漫」(ランマン)の「爛」になりました。お酒のちょうどいい暖かさという「燗」(カン)は、これまた日本オリジナルの意味なんだそうです。中国の人はあったかいお酒は飲まなかったのかなあ。まあ、味がストレートじゃないですよ、あったかくすると!
19「火」と「西」と「土」で、「煙」になりますが、漢字の本来は「西」ではないようです。
20「火」と「品+木」(ソウ、多くの口が木の上にある様子で、多くの鳥が泣き叫ぶ様子)ということで、乾いてしまう「燥」になるようです。みんな声を出し過ぎてノドが枯れたんでしょうか。
21「山+厂」でタン、燃えさしを消して、また火に返す(+火)、そのまま「炭」(タン・すみ)ですね。そのままでしたね。
これは「火」の部ではなくて、「言(ごんべん)」の部ですけど、
22「言」と「火+火」→炎(タン、やすらかという意味)、それでやすらか、おだやかにゆったりと語るという意味で、「談」(ダン)になるようです。白熱した議論ではないんですね。「談話」とあるように、少しリラックスしたコメントだったのかぁ。
22「言」と「火+火」→炎(タン、やすらかという意味)、それでやすらか、おだやかにゆったりと語るという意味で、「談」(ダン)になるようです。白熱した議論ではないんですね。「談話」とあるように、少しリラックスしたコメントだったのかぁ。