阪神の岡田監督が初めて日本一を達成した監督インタビューを受けていました。2005年にもチャンスがあったけれども、全くものにできず、そこからでも18年過ぎています。2005年に「日本一」の監督になれるチャンスがあったのに、なれなかったなんて……。 そして、岡田さんは1985年の日本一の時には、「27歳だった」というのを話されていました。そこから38年、だから今は65歳と . . . 本文を読む
サッカー日本代表のキャプテンだった長谷部誠さんは39歳になるらしい。キーパーなら40代もいたりするけど、たくさん走り込まなきゃいないフィールドの選手でこの年までやれるなんて、なかなか大したものだと思われます。 今もドイツのブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトで現役を続けておられるそうでした。日本に帰れば大歓迎されるはずなのに、引退までドイツで頑張るんでしょう。きっとたくさんの経験を積ん . . . 本文を読む
米原万里さんがグルジア(現在はジョージア)のことを書いておられました。 西側から黒海、東側からカスピ海に挟まれるようにコーカサスの山々が連なる。気候温暖で肥沃な土壌に恵まれたこのあたり一帯は、歴史的に民族移動の交差点でもあって、古くから文明が栄えてきた。今でも多数の民族が複雑に入り組んだ形で居住している。 ここにグルジアという美しい小国があり、コーカサスの真珠と呼ばれる首都トビリシには、わたしも . . . 本文を読む
ものすごく古いメモから抜き出してみました。 瀬戸内寂聴さんに朝日の記者さんがインタビューに出かけて、こんな話を聞いてきたそうです。(記者)日本の社会を見ていて、これだけは二十世紀で終わらせたいと思うことがありますか。(寂聴さん)いま必要なのは日本の大掃除だと思ってるんです。まず政治家や官僚と経済界の癒着(ゆちゃく)を断ち切ること。そして、ここまで日本をダメにした人たちには退場してもらわなければな . . . 本文を読む
(右側が森村さんのアートで、左側がフェルメール作品です!) なりきりアーティストの森村泰昌さんの活動、おもしろいなあとは思いつつ、何だかなあと思っていました。大阪の人なのだというのを最近知りました(高津高校から京都市立芸大だそうです)。大阪弁でしゃべっておられるのか、よくわかりません。でも、あの活動は大阪人ののり的なところもあったんですね。 昨日の朝日新聞で、イベントのあと、そこで使われたものをい . . . 本文を読む
昨日の朝日新聞に先崎学さん(52)という棋士さんが、同級生の羽生善治さんに励ましの記事を書いておられたので、少しだけ引用させていただきます。 10代の頃(40年前?)に新宿の高層ビルでステーキなどを食べたりすることがあったそうです。80年代のバブルの頃ですね。ステーキチェーンみたいなのができたから、10代でも食べられたのか、それとも特別な御馳走だったのか。 羽生さんは将来の将棋界のことを次のよう . . . 本文を読む
今日、今から、大阪の実家に行きます。日帰りの予定です。朝から早起きしてサッカーも見て、何もかもしてしまった感じですから、寝てしまいそうなくらいです。 というんで、新聞で見つけた指揮者の井上道義さんのことばをメモしておきます。 指揮は見せるものじゃない、なんてストイックなことをいう人もいるけど、お客さんは見てもいるわけだからね。 ただね、踊るのとは全く違うんだ。音楽に触発されて自ら動くのがダンサー . . . 本文を読む
スヌーピーが好きな友だちがいます。私もそれなりに好きだし、谷川俊太郎さんが訳してくれてた本など、おもしろいなあとは思ってました。でも、心から大事にしてたかというと、ついつい私は忘れてしまうところがありました。 第一、作者のチャールズ・M・シュルツ(1922~2000)さんが亡くなった時も、どれくらいちゃんと受け止めたか。毎日の生活にまぎれて、サラッと忘れていました。何ということでしょう。私って、 . . . 本文を読む
NHKの朝のニュースなんかで、取材した人が何か語る時、「……していただいて、ホントに……です」などのコメントをもらって、そのまま流す時があります。聞き取れない場合もあるので、字幕をつけますが、「……してもらって」と書かれています。 どうも、日本語的には、現在のところ、この言い方が正しいらしい。確かにこの人が誰かに . . . 本文を読む
写真は、2014年のヤヌコーヴィチ大統領を追い落としたユーロマイダン革命(欧州広場革命)の写真ということでした。この時は、政権側と革命側とで戦う内戦みたいなものだったようです。でも、今みたいな国対国ではないから戦車隊は出なかったでしょうね。 そして、親ロシアの大統領ヤヌコーヴイッチはロシアに亡命し、何代か大統領が変わり、今のゼレンスキーさんは、法律を学んで、それなりに素養は持っていたということで . . . 本文を読む
3月9日の朝日新聞の夕刊に、兼松左知子さんという方のことばが載っていて、メモしなくちゃと取っておきました。 兼松さんは、元婦人相談員という肩書がついています。昨年の12月7日に96歳で亡くなったそうです。 女性を支援するお仕事って、いったいどうしてそういう仕事を始めたんでしょう? 原点は、敗戦直後の旧満州(中国東北部)での体験だ。旧ソ連の戦車隊が侵入し、日本人女性への性暴力が横行した。当時20歳 . . . 本文を読む
つづきを書いてみます。といっても、とても有名なお話だから、もうバレバレではあります。でも、私は「無善」の発見者というのか、これを取り上げ、世の中に伝えてくれた人が小野篁さんだったのか、というのがおもしろかったんです。千年前に篁さんがいなかったら、「無善」は埋もれてしまってたでしょうね。 篁さんは、ただ博学なだけじゃなくて、不勉強な若い時があったり、そこから発奮して猛勉強したり、わりと人間臭い人だ . . . 本文を読む
小野篁(おののたかむら)さんといえば、 「わたのはら八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよあまの釣り船」という歌を詠んだ人でした。 船びとさんよ、あいつは遠くの海に出て行ったよ、あの人に教えてあげてください、なんていう内容でした。恋の歌風ですけど、お上の気に障るようなことを敢えて書いた筆禍事件によって隠岐に流される時の歌でした。この時のお怒りの方は嵯峨上皇だったそうです。 短歌も、漢詩も、イタズラ . . . 本文を読む
今から二十年前の五月に、高倉健さんにインタビューする番組があったそうです。NHKなのかな。ひょっとしてうちのハードディスクの一番上にある番組がそうなのか、一度見たのか、見ていないのか、見たまま残してあるのか、わからないですけど、そういうのはあったような気がします。 インタビューワーは国谷裕子(くにやひろこ)さんで、長い間NHKの「クローズアップ現代」を担当されてたジャーリストでした。 健さんは7 . . . 本文を読む
ココロはどこにあるのか? たぶん、私の体のどこかにあるんだと思うんですけど、私がこの世からいなくなったら、私のココロはなくなってしまうのかと思うと、少し悲しいですけど、でも、私がいなくなっても、ココロを残せるかもしれない。 そのためには、なるべくいろんな人に関わりを持って、ココロを伝えたらいいのかな。いやいや、そもそも私のココロなんて、つまらないものではないのか? 卑下したり、卑屈になったり、 . . . 本文を読む