何をやってんだか、ですけど、41年前のラクガキです。
夜になると、元気が出てきたようです。そして今だって、お風呂から上がって、扇風機回して、虫たちの声を聞きながらパソコンで遊んで、わりと元気です。
まあ、横になったら、5分くらいで寝てしまうだろうけど、とりあえず、自分のつまらないラクガキでまた遊んでいます。
夜の情景 (4)
信号のみどりいろの灯りが、うつろになってしまい、
走る車もなく、妙な感じになる。
歩行者は、何ものをも恐れる必要もないのに、
あわてて道を渡ってゆく。
静かな夜気が、彼女の目の中に入って、暴れて、涙を呼んだ。
フロヤののれんがフワフワと消えてなくなった。
学校の校舎のふとしたところから、
あわれな押しつぶしたような声が、
人々のねむりをペロペロなめながら、響いてくる。
街灯が、急に明るく輝き出し、
信号は、点滅したり、赤・黄・あおと目まぐるしく移り変わった。
夜の使者たちは、街を闊歩した。
ゴミバケツのフタを開けて中をのぞいたり、
けげんそうに口を開け、ポケーッとしている犬どもをしり目に、
安っぽい高層マンションの階段を上ったり、降りたり、
暴走族がやってくると、どこかの陰に逃げ込みなどして、
夜が明けるまで、靴音を立てず、鼻唄をうたいながら、
あちらこちら、たくみに歩き回るのだった。
スケッチしているうちにどこかに着地できるだろうと、見切り発車で書き始めて、どこにも着地できなくて、そのまま怪しい影が朝までふらついているという、このスケッチそのものの、モヤモヤしたままの気分でした。
でも、80年代的気分は出ているのかなという気もします。書いていることが甘いし、人を取り上げているのに、その人のドラマがありません。ただ、無意味に動いているようです。
何だかザンネンですね。まだまだあるんですけど、写真でごまかすしかないかな。