わたしたちは数えられている。
一億二千万んん人の中のひとりだな。
こいつは二回接種したらしい。資産はこれくらいで、家族は何人。
子どもはいくつで、性別は……。
まあ、そういうことが仕事の人もいるし、今は最初に入力したら、
ずっとそれが付いて回る。自分の番号も持たされている。
わたしたちは数えている。
年老いたら、どれくらいお金はかかるのか。
二千万必要というけれど、うちにはこれくらいしかないぞ、どうしよう。
そもそもどれくらい寿命があるのか。
やり残したことはあるか、やれるだけやっておくか。
会いたい人にも会っておくか。
今週は何があるのか、何をするのか、今年はあとどれくらいだ。
わたしたちは、数えられたくないし、数えたくもない。
わたしたちは、自分の道を歩いて行きたい。
自分のやりたいことをみつけたい。
何が自分本来の形なのか、時々それを見失うけれど、
それでも、落ち着ける場所を見つけたい。
落ち着いたら、すぐ気を抜いて、グッタリ、ダラリとするかもしれないが、
それしかわたしたちにはできないことなんだから。
今も、わたしたちは数えられている。
そして、わたしたちは数えている。
そんなことをしてもされても、何にもならないさ。
いつまでも自分の場所を探すことしか、
わたしたち自身を感じることはできない。
と思う。
はい、夜明け前のねごとを書き込みました。
失礼しました。
今日一日、自転車で近所をふらつけたら、またつまらない写真でも撮るかな。
みなさま、どうぞ、よい一日をお過ごしください。