甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

友の死、がんばれ、ドカベン!

2022年07月14日 18時48分24秒 | Back To The 80's

 新潟でコツコツ仕事をしていた友人が亡くなったそうです。本人から聞かせてもらった訳ではないけれど、彼とはフェイスブック友だちで、うすーいつながりでした。メッセージも書いたことがあったんですけど、彼から返事はありませんでした。見てもらってたのかどうか……。友だちにしてもらったのに。

 まあ、仕事をしていることは確かなので、そのうちにメッセージでも送ろうかとフエイスブックを見ていたら、関係者・知り合いのみなさんたちが、彼がなくなったことを彼のページに書いていました。数日前のことでした。

 おくやみ、というよりも、信じられなくて、書き込みしている人たちも確かめ確かめ書いているようでした。でも、それらの内容からすると、彼は亡くなった、としか考えられなくなりました。

 悪ふざけで他人のページに書き込むわけはないのだから(それを意図的にやろうとしたらできるから、少し怖い気もしますが……)、そうなのだと思います。



 新潟は少しだけ遠くて、この数年、何度か通るチャンスはありましたけど、わざわざ彼に会おうということをしてきませんでした。まあ、忙しかっただろうけれど、結局は私の至らなさで、彼とも会えないままにつながりは切れてしまいました。

 だから、会いたいと思ったら、すぐに会いに行かなくちゃいけなかったのに……。私の熱意が足りなかったんです。私の至らなさでしたね。


 彼がいなくなったこの世に、私はまだいます。のん気にブログなんかしているし、「明日も仕事だ」と不平を鳴らしている。

 どれだけ私は今日一日を大事に生きたのか、そんなことを考えると、すべてが不満であります。完全燃焼で生きてなかったですね。

 眠くて、仕事がはかどらず、少しずつミスを直しながら、他の人たちと協力しながら、いつもとかわらない仕事はしていたけれど、思い切り仕事をしたというわけではありませんでした。

 ヘトヘトになるまで仕事を全力でやる、というのはもうできないのかな。ほどほどにやるだけで、瞬間ごとに生き生きしている私ではありませんでした。

 彼なら、淡々とやるべきことをやり、全体を動かし、まわりの人たちに気を使い、言葉も適度にかけて、「いつも、あなたのそばにいるよ。ちゃんと見ているよ」というのを伝えてくれるし、時には少し大げさにギャグを飛ばしたり、二人でシンミリとお酒飲んだり、そんなことをしてくれた人だったのに、きっと新潟でも変わらずにそんなふうに過ごしていたと思うのに、もうこの世にいないなんて。


 時間は止まったままですね。いつでも、彼のやさしい笑顔とことばが浮かんできそうです。それは新潟に行けば、また聞かせてもらえるものだと思っていました。

 彼と初めて出会った時、「新潟明訓高校、あのドカベンのモデルになった高校の出身です」と教えてもらって、ビックリしたことがありました。

 まるでドカベンの世界から、私たちの世界にやって来てくれたような、不思議なオーラがありましたね。

 もう会えないんですね。もう、声を聞かせてもらうこともできないのか。

1 梅雨明けやみんながいい人のフリしてる

2 蝶生まる誇らしげなるツーショット

3 戻り梅雨 僕らの誇りは青臭さ

4 メダカ鉢メダカはおらず雨が降る

5 七夕や 君の紡いだ吹奏楽

 まだまだしんみりした気持ちは続くと思います。

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