甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

伊方原発と木造船、普天間

2017年12月14日 21時01分41秒 | 海と水辺と船と

 伊方原発の運転を差し止める判決が出ました。でも、すぐに別の裁判官が同じところで審査するそうだから、次の裁判官はちゃんと選ばれた人になり、ちゃんと原発稼働OKを出すことでしょう。

 だから、その前に、あちらこちらの裁判所で運転差し止めの判決がポンポンと出ることが望ましい。でも、そう簡単にはいかないだろうな。

 結論はとっくの昔に出ているのです。

 経済優先であるということは、原発を稼働させるということなのです。だから、誰が何と言おうと、社会の要請を受けて原発は稼働されるべきであるという結論は決まっている。

 原子力規制庁というのは、「規制」という名前を冠していますが、「推進」と同義になりました。「規制」という看板だけを出して、中身は「推進」だなんて! 世の中には賢い人がいるものです。私もだまされていました。ちゃんと審査してくれていると信じていたけれど、いつの間にか骨抜きになって、推進する人々が集う組織になっていたんですね。知らなかった。

 こんなに狭い国土で、火山活動は盛んだし、いつどこで活断層が動き出すか分からないというのに、それでも経済のことを考えると、原発推進となります。国是です。

 もちろん、維持費は安いのかもしれない。けれども、いざ事故が起こると、とんでもないことになる。お金で解決できないくらいの、とんでもない被害が出るのに、私たちはもうそんなことはなかったような気分にさせられている。

 そんなことなら、ヒロシマやナガサキに原爆が落ちたことも、日本が昔好戦国だったことも、すべて消し去ろうと工夫すれば、なかったことにできるかもしれません。強い意志のあるところに不都合な歴史は消し去られるものなんでしょう。

 プーチンさんも、都合の悪いことはどんどん消しているんだろうな。トランプさんも、自分の都合を優先させて、それが選挙公約だからと平気な顔でいられるんでしょう。

 プーチンさんはしたたかだけど、トランプさんは大きな決断はできないだろうから、北朝鮮の「小さなロケットマン」がとんでもないことを仕掛けてきたら、ちゃんと対応できるんだろうか。どうか、そんな恐ろしいことが起きないように、私なんかは祈らずにはいられない。



 原発を推進している人たちは、未来のない人たちです。ただ目先の利益を優先させている。そりゃ、関係者のみなさんはもうけることができるでしょう。原発をボンボン燃やして、ジャンジャン電力を作って、バンバン電気を売ればいいのですから、みんなに電化を勧め、電気のある豊かな生活を享受させる。もうみんなバンバンザイじゃないですか。

 でも、原発は、僻地にできます。町の中には持ってこない。僻地でも人の住めないような、とんでもない山のかなたの、とんでもない海べりにできるようです。そういうところは、人も用心して住まないのが当たり前でした。人が昔から住んでいるところは、活断層の上ではなくて、それらを微妙に回避して住んできたので、原発は自然に人のいない活断層の上にできていった。

 阿蘇の噴火が、地震や災害をもたらす、そんなことはあり得ないと、素人の私なぞも思います。でも、伊方原発も、鹿児島の川内原発も、佐賀の玄海原発も、そんなに遠くにはなくて、どこかではつながっていることでしょう。

 何事も慎重に、この小さくて不安定な浮島の島国のニッポンに住む私たちは、自分たちの住んでいる環境がとても微妙で、それぞれ連動していて、つながっているということを忘れないでおきたい。

 目先だけを考える科学者ではダメです。大きなことを考えられる哲学者・宗教者・思想家が原発問題を話し合ってもらわないといけない。

 今の政治家さんたちに、そんな大きな思想を感じられる人がいますか。日本も、アメリカも、みんな目先の利益のことばかり。それが選挙では票にはなるのだろうけれど、みんなに嫌われるような、大きな世界観を持っている人は、たぶん出てこないですね。



 広島高裁はたまたま差し止めを出したけれど、すぐに稼働OKになるんでしょう。私たちは無力です。でも、規制庁の言うことなんか、とても信じられない。

 木造船は、工作員なのか。すでに日本国内に何人も潜入しているのか。それを手助けする組織があるのか。

 まさか、そんなことはないだろうけれど、経済制裁が厳しくなったので、国家としてよそから盗める物は何でも盗んでこいという国策の泥棒政策なのかもしれない。彼らはその犠牲者になるのかな。だったら、もっとこちらに滞在させてあげて、日本や韓国の自由な空気を吸わせてあげられたら、彼らの目も開かれるでしょうか。

 たぶん、国内に家族がいるだろうから、その家族は人質だから、どんなに外の空気を吸ったとしても、彼らは帰国し、ふたたび泥棒政策の末端を担う人たちになるんでしょう。

 国が泥棒を推進させながら、すごく無理をしてミサイルを定期的に飛ばす。

 あと何十年も、あの国はつづくように思われます。ひょっとしたら、中国の方が早く政治体制が変わるかもしれない。

 百年後、あの北朝鮮王朝はどうなっているのか、上手にやっていけば、つづくはずだけど、もう少しあの国にも自由な活動をさせてあげないとかわいそうです。

 みんな国家の手先となって、海でおぼれてしまう。

 王様が一人だけ太って、国民は餓死しておぼれる。恐ろしい未来社会です。でも、誰も手を出さないから、続くんだろうな。

 木造船も冬の日本海に翻弄されることでしょう。



 沖縄の基地も、子どもたちが犠牲になっても、政府は何もできないでしょうし、県知事さんがいくら抗議をしても、国としては仕方がないのだ。これが日米安保体制なのだ。せいぜい米軍にお互いで作ったルールを守って頂く。これで終わりでしょう。

 ああ、本当に私たちは無力で困ってしまう。

 木造船も見殺しです。むしろ加害者・物言わぬ敵みたいに見えてしまう。沖縄の基地も、仕方がないから沖縄の人は我慢してねと、黙ったまま、ニュースを流しているだけです。原発はすぐに動きだし、私たちに安価な電力を提供してくれて、私たちは電気まみれの生活を送り、それが当たり前だと思うことでしょう。

 私たちもいけない。どうか、私たちの力で、原発を停止させ、木造船の人たちを援助し、沖縄から基地をなくす努力をしなくては!

 また、私の口先だけ発言です。口では言うけれど、何もできていない。

 明日から、何かできないか、せいぜい考えます。たぶん、何もできないだろうけれど……。



★ 私も、母と同じように、「原発」と「原爆」がこんがらがっています。本人としてはわかっているつもりなのに、打ち込むときには普通に間違えてしまいます。

 母とおしゃべりしていて、「今のは原発という意味だよな、あれ、今のは?」と考えながら聞かなきゃいけないことってあるんですけど、私もやってました。うちの子に教えられてブロクを直しましたよ! ……2017.12.16 


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