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BSの「新風土記」の再放送を見ました。東京紅白歌合戦というテーマで、歌と東京と人を取り上げていました。
後半は根気がなくなって、見るのを止めたんですけど、ほんの一瞬、ヤクルトスワローズの応援団のことが取り上げられてて、そこに伝説的な応援団長のオカダさんという人をしのんでる、現在も毎試合スワローズを応援しているオジサンが出て来ました。
私も、奥さんも、オカダさんを知らないんですけど、「がんばれタブチくん」でその存在を知り、世の中にはいろんな人がいるもんだ、というのは心のどこかに引っかかっていて、テレビを見ながら突然80年代初めに引き戻された感じでした。
番組で、オカダさんの姿がいくつか流されていて、「東京音頭」を採用したのも、ビニール傘を小道具にしたのも、すべてオカダさんという人のアイデアだったのだというのを教えてもらった。
その人も今はいないのだという事実。
オカダさんはいないけど、残された者たちは、相変らず同じことを繰り返していて、自分たちなりにスワローズを応援していく。
私は、そんな80年代があったこと、自分たちもそのころアタフタしながら生きてたこと、若かったこと、若くてろくなことをしてこなかったこと(もちろん今もろくでもないけど、でも、今はおとなしくろくでもない!)、人の人生のあれこれ、生き方、そんなこんなを思い、オカダさんはもういないのかと思い、少しなみだ目になってしまった。
と、番組の中の、今もスワローズを応援しているオジサン(ボクより年上? なのにピアスしてた! バリー・ボンズみたいな人だった)も少し感極まった感じでした。
いつもなら、テレビの中の人が涙ぐむともらい泣きするのに、今回は私が勝手に感動してたら、テレビの人も悲しくなってた!
そんなこんなで、そんな懐旧的な番組なんて、見てたらダメだと思ったんでしょうか。
でも、オカダさんって、そんな人がいたこと、忘れてたけど、思い出せて、何だかうれしかった。そんな大晦日です。
大変な1年もとにかく今日で終わりで、明日から、相変らず大変な年は続くでしょう。でも、引きこもりながら、どうにか来年までやり過ごしたいです。みなさまも、どうぞご無事で! よいお年を!
(夜にもう一度何か書けたらいいんですけど、とりあえず御挨拶しました!)