甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

ギリシャ イラク シリア サッカー

2014年06月20日 05時00分54秒 | ザンネン日記・身辺雑記
 今朝は5時に目が覚めました。もう少し寝ていたらいいのかもしれませんが、今夜は外泊予定というか、実家へ行くので、起きて少しブログを書いておくことにします。

 これから、数時間後、我々はどんな気分でいるのか、できればさわやかな、ウキウキする気分になれたらいいのですが、それが可能かどうか……。先週の日曜の朝とはかなり違う気分の重さを感じています。日本チームの1次リーグ敗退というのが、現実味を帯びてきて、「やはり、そうか」という気持ちと、「いや、そうじゃないだろ、日本チーム史上最強の布陣で臨んだ大会だろ?」という気持ちが交錯します。

 でも、世界ランキング1位のスペインでさえ、歯車が狂えば、1次リーグで2連敗するのです。日本だって連敗しても不思議ではありません。最強のメンバーで臨んだのだが、現地でうまく調整できず、連敗してしまった、ということもあり得ます。いや、むしろ、最強だったからこそ、慢心があって、万全な準備ができなかった、ということもあるかもしれません。前回は、条件にも恵まれ、高地対策が大学からスタッフを招いて、他国のチームとは違うものになったり、しっかり準備ができて、ベスト16に進めたのですけど、今大会はなかなか難しい気がします。

 私みたいなものが、三重県の片隅で悲観的になっても、まあ、やるときはやるし、やれないときはやれない、それがスポーツであるのでしょう。スポーツに一喜一憂するからダメなのです。もっと淡々と生きていけないと……! と、割り切れたらいいのですが、肩入れしてしまって、すんなりいきません。つい、悪い方を考えてしまいます。でも、勝てたらうれしいなあ。

 さて、イラクが大変なことになっています。ここも何とかしたいと私は思います。私みたいなものが、どう思っても、何にもならないけれど、できたら、クルド人も、シーア派も、スンニ派も、イスラム過激派も、みんながお互いの意見をことばで戦わせるだけで、とりあえず同じ国土で、殺し合わずにいてもらいたいのに、内戦状態になっています。

 イラク戦争以前に、スンニ派系のフセイン大統領を嫌って亡命していた人たちがいたそうです。それが、アメリカの軍事介入によってフセイン政権がつぶれてしまい、少し傀儡(かいらい)政権っぽいマリキ政権が成立しました。マリキさんはシーア派で、シーア派のイラン的な政治をしようとした。国を出て行くアメリカなどの連合国から、偏りのない政治を行うようにと指導されていたにもかかわらず、マリキ政権は、それまで虐げられてきた人たち(シーア派)をひいきにする政治を行い、反発を買い、スキマを生みました。

 そんなことは私でも予想できそうです。だれかを優遇すれば反対する人たちは集団になってその優遇の主導者を倒そうと考えるのは当たり前です。主導者はそれなりの権力を持っているのだから、集団の力か、暴力かで訴えるしか方法はないのです。人間は権力者と話し合う手段を持たなくてはいけません。一対一は危険です。小市民の意見は抹殺され、意見を言うことすらできない状況に追い込まれるかもしれない。

 イラクには、過激派やら、石油利権がらみの人たちが入り込み、内戦状態へと突入となりました。先日、マリキ政権側の義勇軍で相手側に捕らえられた人々というのが、新聞に出ていましたが、義勇軍を募らねばならないほど、マリキ政権というのは自前の軍隊を持っていなかったということなんでしょうか。それでは、こちらはもろく崩れて、反乱軍の勝利ということになるのかなぁ。

 シリアで長く内戦が続いているのは、反乱軍にいま1つ力がなく、アサド大統領側にはロシアや中国がいて、しかも堅固な政府軍があるので、簡単に政権が覆らないから、やがては反乱軍が鎮圧されるかもしれないというのに、そうなると、まるで反乱軍がそれこそ悪となってしまいかねませんけど、勝利者が善で、敗者が悪となってしまいかねませんけど、それでいいのでしょうか?

 いいわけがありません。内乱に勝者はありません。お互いに傷つくだけです。そうならないように、国のトップは、公平で、みんなが納得のできる、個々の思いをある程度くみ上げた政治を行わなくてはならない。シリアやイラクでは、それができていなかったので、内乱が起きました。

 さて、日本チームは? 内乱は? 本田の起用に不協和音とか、まわりは騒ぎ立てるけれど、コートジボワールに1敗したから本田を引っ込めろ! というのは暴論で、今までのように戦い、今までのように勝ったり負けたりするしかありません。急によそ行きの試合をしても、それで負けたら何にもならない。ザッケローニさんも、わかっていると思うので、今までのような形で、選手を信頼して、前向きに試合をさせてもらいたいです。

 サッカーと政治は違うものかもしれないけれど、まわりが納得のいく形であれば、文句は出ないというのは共通しますね。ああ、納得してかって欲しいなあ。



★ この日の朝、日本代表は警告で1人少なくなったギリシャ相手に引き分けとなり、最終戦はコロンビアに立ち向かい、攻撃的に試合を展開しましたが、1-4の大敗を喫してしまいます。今思えば、第1戦めのコートジボワール戦から、ずっと歯車は狂いっぱなしでしたっけ……。どうしてこんなに選手のコンディションが悪かったのでしょう? そこら辺を検証して欲しいところです。そこが分からないと、どんなすごい監督が来たって、同じ結果になりそうです。


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